NSX API を使用すると、ホスト トランスポート ノードの統計情報の特定の時点の値とリアルタイム値の両方を監視できます。
システムは、esx-obsrv-stats-monitor
を使用して、ESXi ホスト トランスポート ノードの健全性を監視します。
統計情報は、ホスト トランスポート ノードごとに収集されます。統計情報の値は、各ホスト クラスタのレベルでは集計されません。
ホスト トランスポート ノードの統計情報の特定の時点の値は、各ホスト トランスポート ノードから定期的に収集され(デフォルトは 300 秒ごと)、システムによってキャッシュされます。最後に更新されたキャッシュされた値はホストから取得され、API によって返されます。
デバッグの目的で、NSX ユーザーはホスト トランスポート ノードの統計情報のリアルタイム値を監視できます。システムは、ホスト トランスポート ノードで実行されているデータ パス カーネル モジュールから統計情報をリアルタイムで取得します。
- パケット統計情報 (packet_stats)
- 高速パス システム統計情報 (fast_path_sys_stats)
- プラットフォーム パケット統計情報 (platform_packet_stats)
- プラットフォーム CPU 使用率統計情報 (platform_cpu_usage_stats)
- 高速パス Lcore 使用量統計情報 (fast_path_lcore_usage_stats)
API 応答では、統計情報は、ホスト トランスポート ノードから統計情報を収集しているデータパス モジュールに基づいて編成されます。各統計情報の説明については、「NSX ホスト トランスポート ノードの統計情報」を参照してください。
このドキュメントの手順では、ホスト トランスポート ノードの統計情報の特定の時点の値とリアルタイム値を監視するための API ワークフローについて説明します。この手順では、API URI のみが記載されています。API スキーマ、パラメータ、サンプル API 応答または要求ペイロードの詳細については、『NSX API ガイド』を参照してください。
NSX Central CLI または ESXi ホスト CLI を使用してトランスポート ノードの統計情報を表示する方法については、『NSX コマンドライン インターフェイス リファレンス』を参照してください。