アップグレードを確実に成功させるため、NSX をアップグレードする前にアップグレード前のタスクを実行します。

手順

  1. NSX は、アップグレードの事前チェックの一環として、NSX Manager ノードのアップグレードの準備状況を確認します。準備状況の確認の詳細については、https://kb.vmware.com/s/article/87379 にある VMware ナレッジベースの記事を参照してください。
  2. トランスポート ノード プロファイルに適切なトランスポート ゾーンが追加されている必要があります。トランスポート ノード プロファイルにトランスポート ゾーンが追加されていない場合、NSX Manager にトランスポート ノード プロファイルのリストが表示されません。
  3. アップグレード プロセスを開始する前に NSX Manager のバックアップを作成しておきます。『NSX 管理ガイド』を参照してください。
  4. ホスト OS が NSX Manager でサポートされていることを確認します。『NSX 管理ガイド』の「NSX Manager でサポートされているホスト」を参照してください。
  5. アップグレード プロセスを開始する前に、自動バックアップを無効にします。バックアップの構成の詳細については、『NSX 管理ガイド』を参照してください。
  6. アップグレード プロセスを開始する前に、NSX Manager または NSX Edge ノードで実行されている可能性があるアクティブな SSH セッションまたはローカル シェル スクリプトを終了します。
  7. トランスポート ノードと Edge ノードから NSX Manager ノードに対して、適切な通信ポートが開いていることを確認します。ポートの詳細については、https://ports.esp.vmware.com/home/NSXを参照してください。
  8. T0、T1、セグメント、NSX Intelligence などのライセンス機能を使用するには有効なライセンスが必要です。有効なライセンスがあることを確認します。
  9. アップグレードを開始する前に、期限切れのユーザー アカウントをすべて削除します。vSphere ロックダウン モードの例外リストに期限切れのユーザー アカウントが含まれていると、vSphere での NSX のアップグレードが失敗します。ホストが vLCM 対応クラスタの一部である場合、lldp-vim-user、nsx-user、mux-user、da-user などの複数のユーザーが自動的に作成され、NSX VIBS のインストール時に ESXi ホストの例外ユーザー リストに追加されます。ロックダウン モードでアクセス権限を持つアカウントの詳細については、『vSphere セキュリティ ガイド』で「ロックダウン モードでのアクセス権を持つアカウントの指定」を参照してください。ESXi ホスト上のこれらの NSX ユーザー アカウントの詳細については、ナレッジベースの記事 https://ikb.vmware.com/s/article/87795 を参照してください。
  10. NSX Edge 仮想マシンでサポートされているハードウェア バージョンがあることを確認します。詳細については、「https://kb.vmware.com/s/article/88934」を参照してください。
  11. NSX Cloud コンポーネントを 4.2 以降にアップグレードすることはできません。パブリック クラウド ワークロード仮想マシンに NSX Cloud を使用している場合は、アップグレードを続行する前に、NSX Cloud コンポーネントをすべて削除します。https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX/4.1/installation/GUID-1C05DFE0-629E-40A9-A331-F06ED4D5CFC0.html で入手可能な『NSX インストール ガイド』の説明に従って、NSX Cloud 構成の展開を解除します。
    重要: NSX Cloud コンポーネントが存在する場合、 NSX Manager のアップグレードは許可されません。