アップグレードの実行中に管理プレーンが応答不能になった場合は、アップグレードの実行中に作成したバックアップをリストアする必要があります。

問題

Upgrade Coordinator がアップグレードされましたが、管理プレーンが応答不能になりました。アップグレードの実行中にバックアップを作成しています。

解決方法

  1. バックアップを作成した IP アドレスを使用して、管理プレーン ノードを展開します。
  2. アップグレード プロセスの開始時に使用したアップグレード バンドルをアップロードします。
  3. Upgrade Coordinator をアップグレードします。
  4. アップグレード プロセスで作成したバックアップをリストアします。
  5. 必要に応じて、新しいアップグレード バンドルをアップロードします。
  6. アップグレード プロセスを続行します。

解決方法

NSX 3.2 以降のバージョンからアップグレードした場合は、最初の NSX Manager をアップグレードする直前にアップグレード プロセスで作成されたローカル バックアップから、システムをリストアすることもできます。ローカル バックアップは、すべてのマネージャ ノードの /<storage_location>/backup/<unified_app_version>/cluster-node-backups で使用できます。アップグレードが NSX 4.0.x 以前のバージョンからの場合、storage_location は /image であることに注意してください。NSX 4.1.0 以降のバージョンからアップグレードする場合、storage_location は /config_bak です。

ローカル バックアップをリストアに使用する場合は、バックアップ ファイルを NSX Manager から SFTP の場所にコピーし、次の手順でシステムをリストアします。

  1. root ユーザーとして NSX Manager にログインします。
  2. ストレージの場所にディレクトリを変更します。

    cd /image - NSX 4.0.x 以前のバージョンからアップグレードする場合。

    cd /config_bak - NSX 4.1.0 以降のバージョンからアップグレードする場合。

  3. 次のコマンドを実行して、バックアップ ファイルを SFTP サーバにコピーします。

    scp -rp backup/<unified_app_version>/* user@<SFTP server IP address>:/<backup_path>

  4. 次のコマンドを実行して、生成されたパスフレーズを表示します。

    cat .backup_keystore/.keyfile

  5. パスフレーズを選択して、安全な場所にコピーして保存します。

ファイルのコピー時に、SFTP の場所と同じディレクトリ構造を NSX Manager に維持する必要があります。