VMware Remote Console | 2018 年 1 月 24 日 | ビルド 11818843 各リリース ノートで、追加または更新された情報をご確認ください。 |
リリース ノートの概要
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
新機能
この VMware Remote Console のリリースでは、次の変更点が含まれています。
- 各バージョンのアップデート:OpenSSL (1.0.2q)、libxml2 (2.9.8)、cURL (7.6.1)
- 解決した問題に記載されている追加の修正も行われています。
互換性およびインストール
このリリースは、次のホスト オペレーティング システムにインストールできます。
Windows 64 ビットおよび 32 ビット
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2008 R2 SP1
- Windows Server 2008 R2
- Windows 10
- Windows 8.1
- Windows 8
- Windows 7
Mac
- macOS 10.14
- macOS 10.13
- macOS 10.12
- OS X 10.11
Linux
- VMware Remote Console は通常、同時にリリースされる VMware Workstation バージョンと同じ Linux で実行します。詳細については、VMware 互換性ガイドを参照してください。
ドキュメント
VMware Remote Console のインストールと使用については、次のガイドを参照してください。
解決した問題
解決した問題には、次のトピックが含まれます。
全般このリリースでは、以下の全般的な問題が解決されました。
- ホスト レベルの表示権限がないと仮想マシンの vCPU 数を変更できない
仮想マシン レベルの権限はあってもホスト レベルの表示権限がない場合、仮想マシンの vCPU の数を変更できませんでした。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 仮想マシンへの接続時、VMware Remote Console のウィンドウが適切なサイズに変更しないことがある
VMware Remote Console のウィンドウが、ゲスト マシンのウィンドウに適合せずにデフォルトの解像度を維持することがありました。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ESXi ホストに直接接続し、ネットワーク アダプタを分散ポート グループに接続すると、誤った内容のメッセージが表示される
分散ポート グループに接続されたネットワーク アダプタの追加または再設定を実行すると、「Invalid device Network Adapter: Invalid configuration for device '0'.(無効なデバイス ネットワーク アダプタ: デバイス「0」では無効な設定です)」というメッセージが表示されていました。この設定は vCenter Server を経由して接続した場合にのみ使用可能になります。
ESXi ホストに直接接続した場合、インターフェイスから分散ポート グループに接続されたネットワーク アダプタの追加または再設定は実行できなくなりました。
このリリースでは、以下の Windows の問題が解決されました。
- VMware Remote Console で、プロキシ自動設定 (PAC) ファイルで設定したプロキシ サーバを経由して vCloud Director または vRealize Automation に接続することができない
以前、VMware Remote Console は WebSocket(ws または wss)の URI スキームからプロキシ サーバの情報を取得できませんでした。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMware Remote Console が、IPv6 がブロックされている場合に仮想マシンへの接続に失敗する
ファイアウォールで、ループバック アドレスへの接続も含めすべての IPv6 接続がブロックされている場合、VMware Remote Console は正常にソケットを作成しますが、接続には失敗します。ソケットが作成されたことで、VMware Remote Console IPv4 にフォールバックできなくなります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。IPv6 が使用できない場合またはブロックされている場合に、IPv4 が使用されます。
このリリースでは、以下の Mac の問題が解決されました。
- [ネットワーク アダプタを接続] チェックボックスを切り替えると、ネットワーク アダプタがバッキング情報を失うことがある
vSphere Distributed Switch でバッキングされたネットワーク アダプタを切り替えると、その Distributed Switch の情報が失われることがありました。この場合、ネットワーク アダプタへの再接続ができませんでした。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vCloud Director または vRealize Automation に接続すると、[Ctrl + Alt + Delete キーの送信] オプションが使用できない
vCloud Director または vRealize Automation へのセッションを開始すると、Ctrl+Alt+Delete キーの組み合わせを仮想マシンに送信できませんでした。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- クライアント側のフロッピー ディスクまたは CD/DVD イメージ ファイルのマウントを選択すると、ファイルが「Untitled」と表示され、マウントに失敗する
リモートの仮想マシン デバイスを選択する前にクライアント側のイメージを選択した場合、イメージが「Untitled」と表示されていました。また、最初にリモートの仮想マシン デバイスを選択してから、クライアント側のイメージを選択し、さらにクライアント側の別のイメージを選択した場合、2 番目に選択したイメージが最初のイメージの名前で表示されていました。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
このリリースでは、以下の Linux の問題が解決されました。
- リモート サーバでファイルの参照がサポートされない
以前のバージョンでは、リモート サーバ上のファイルを参照した場合でもローカル ホストのコンテンツが表示されていました。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
既知の問題
既知の問題には、次のトピックが含まれます。
Macこのリリースでの既知の Mac の問題は次のとおりです。
- VMware Remote Console が macOS 10.13 以降で起動しない
macOS 10.13 以降で VMware Remote Console を起動しようとすると、Mac に System Extension Blocked というメッセージが表示されます。
回避策:管理者権限を持つユーザーとして、[システム環境設定] > [セキュリティ] > [プライバシー] に移動します。[全般] タブで、ボタンの隣に VMware ソフトウェアがブロックされているというメッセージが表示されます。[許可] をクリックします。詳細については、ナレッジベースの記事 2151770 を参照してください。
- デバイス オプション
Mac で VMware Remote Console を実行すると、使用できないデバイス関連のオプションがあります。たとえば、新しいデバイスを追加したり、サウンド カードの設定を表示したりできません。Mac で使用できないオプションは、ドキュメントに記載されています。
このリリースでの既知の Linux の問題は次のとおりです。
- 新しいバージョンの Linux ディストリビューションで、ターミナル ベースのインストールまたはオンライン アップグレードが失敗することがある
VMware Remote Console のインストールには、バージョン 5 のncurses ライブラリが必要です。しかし、Fedora 28 や SUSE Linux Enterprise Server 15 などの Linux ディストリビューションの一部の新しいバージョンには、デフォルトでバージョン 6 のみが含まれています。これにより、オンライン アップグレードのプロセスとターミナル ベースのインストールのプロセスが中断することがあります。
回避策:マシンに手動で ncurses 5 をインストールします。
- Fedora 28 または 29 の場合は、dnf install ncurses-compat-libs.x86_64 コマンドを実行します。
- SUSE Linux Enterprise Server 15 の場合は、YaST を使用して ncurses 5 パッケージをインストールします。
- VMware Remote Console と VMware Workstation を同一のコンピュータにインストールできない
VMware Remote Console と VMware Workstation は一部のコンポーネントを共有しているため、両製品を同一の Linux マシンにインストールすることはできません。
回避策:なし。
- Wayland プロトコルはサポートされていない
VMware Remote Console は Xorg を必要とします。Wayland セッションでインストールまたは実行しないでください。Fedora 25 などの Wayland を使用する新しいオペレーティング システムでインストール エラーが発生します。
回避策:なし
- ヘルプ リンクが機能しない
VMware Remote Console 内から [ヘルプ] オプションをクリックすると、「ファイルが見つかりません」というエラーが表示されます。
回避策:ブラウザから直接 https://docs.vmware.com/jp/VMware-Remote-Console/index.html を開きます。
- 仮想マシンが自動的にパワーオンする
VMware Remote Console がパワーオフ状態の仮想マシンに接続すると、仮想マシンを自動的にパワーオンします。
回避策:なし
- VMware Remote Console が自動的に閉じる
リモートの仮想マシンがシャットダウンすると、VMware Remote Console が自動的に閉じます。
回避策:なし