VMware Remote Console | 2017 年 11 月 16 日 | ビルド 7096020 リリース ノートを確認して、最新の追加情報や更新情報を入手してください。 ドキュメントの最終更新日:2017 年 11 月 16 日 |
リリース ノートの概要
本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。
新機能
VMware Remote Console 10.0.2 には、次の変更が含まれています。
- Windows Server 2016 および macOS 10.13 のサポート
- Windows インストーラが .msi 形式から .exe 形式に変わりました。
- リリース プロセスで、VMware Remote Console プロジェクトが対応する Open Source Disclosure Package (ODP) をアップロードするようになりました。
- zlib 圧縮ライブラリが 1.2.8 から 1.2.11 に更新されました。
- libcurl データ転送ライブラリが 7.51.0 から 7.56.1 に更新されました。
- OpenSSL が 1.0.2k から 1.0.2m に更新されました。
- 解決した問題に記載されている追加の修正も行われています。
互換性およびインストール
このリリースは、次のホスト オペレーティング システムにインストールできます。
Windows 64 ビットおよび 32 ビット
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2008 R2 SP1
- Windows Server 2008 R2
- Windows 10
- Windows 8.1
- Windows 8
- Windows 7
Mac
- macOS 10.13
- macOS 10.12
- Apple OS X 10.11
- Apple OS X 10.10
Linux
- VMware Remote Console は通常、同時にリリースされる VMware Workstation バージョンと同じ Linux で実行します。
詳細については、VMware 互換性ガイドを参照してください。
ドキュメント
VMware Remote Console のインストールと使用については、次のガイドを参照してください。
vSphere 版 VMware Remote Console
vRealize Automation 版 VMware Remote Console
解決した問題
今回のリリースでは、次の問題が解決されました。
Windows
- USB ドライバが、Microsoft の署名がない VMware Remote Console 10.0.0 および 10.0.1 から更新されました。
- VMware Remote Console のインストール後に Windows USB Arbitration Service を開始できます。
この問題は、特定のランタイム環境がない 64 ビットの Windows 8 でのみ発生します。デフォルトでは、ランタイム環境は Windows 8 に含まれていませんが、他のアプリケーションによって存在している場合もあります。
Mac
- Mac インストーラが完了せず、アプリケーションを再起動しなければ終了しない問題を解決しました。
既知の問題
このリリースでの既知の問題点は次のとおりです。
全般的な問題
- ESXi 5.1 にホストされている仮想マシンに接続できない
ESXi 5.1 は、1.0 より新しい TLS バージョンをサポートしていません。次のようなエラーが発生します。
Unable to connect to the MKS: Could not connect to pipe \\.\pipe\vmware-authdpipe within retry period.
回避策:TLS 1.0 を使用するように VMware Remote Console を設定します。- テキスト エディタで VMware Remote Console 設定ファイルを開きます。
Windows
C:\ProgramData\VMware\VMware Remote Console\config.ini
Linux
/etc/vmware/config
Mac
/Library/Preferences/VMware Remote Console/config
- TLS プロトコルのエントリを追加または編集します。TLS 1.0 を追加します。
tls.protocols=tls1.0,tls1.1,tls1.2 - 設定ファイルを保存して閉じます。
- テキスト エディタで VMware Remote Console 設定ファイルを開きます。
- vSphere Distributed Switch (vDS) ポート グループから NIC が切断する
VMware Remote Console から接続して仮想マシンのネットワーク設定を編集しようとすると、「Invalid device network adapter」というエラーが発生します。
回避策:ナレッジベースの記事 KB2151096のガイドラインに従います。 - VMware Remote Console URL メッセージ
Windows または Linuxのターミナル セッションから VMware Remote Console を起動すると、次のメッセージが表示される:
このアプリケーションは vmrc URL から起動する必要があります。
コマンドで URL を省略すると、このメッセージが表示されます。vSphere や vRealize Automation などのクライアントから VMware Remote Console を起動します。あるいは、vmrc://URL を使用します。
VMware Remote Console コマンド ラインでヘルプを表示するには、次のコマンドを入力します。
Windows
vmrc.exe -?
Linux
vmrc --help
Mac
なし
Windows
- キーボード フックのタイムアウト メッセージ
仮想マシンに接続すると、VMware Remote Console に次のメッセージが表示される場合がある。
「キーボードフックタイムアウト値が VMware Remote Console の推奨値に設定されていません。」
[OK] をクリックしてタイムアウト値を更新し、Windows からログアウトして、更新が適用されることを確認します。 - HCmon ドライバ エラー
他の VMware アプリケーションがインストールされているシステムに VMware Remote Console をインストールすると、次のエラーが表示される場合がある。
「HCmon ドライバのインストールに失敗しました」
回避策:タスク マネージャーに移動して [サービス] タブを開き、VMUSBArbService を停止します。インストールを続行します。
あるいは、管理者権限でコマンド プロンプトのウィンドウを開き、.exe インストーラを起動します。
Mac
- VMware Remote Console が macOS 10.13 で起動しない
macOS 10.13 で VMware Remote Console を起動しようとすると、Mac に System Extension Blocked というメッセージが表示されます。
回避策:管理者権限を持つユーザーとして、[システム環境設定] > [セキュリティとプライバシー] に移動します。[全般] タブで、ボタンの隣に VMware ソフトウェアがブロックされているというメッセージが表示されます。[許可] をクリックします。詳細については、ナレッジベースの記事 2151770 を参照してください。 - デバイス オプション
Mac で VMware Remote Console を実行すると、使用できないデバイス関連のオプションがあります。たとえば、新しいデバイスを追加したり、サウンド カードの設定を表示したりできません。Mac で使用できないオプションは、ドキュメントに記載されています。
Linux
- 更新がダウンロードおよびインストールされない
vmrc:// リンクをクリックして、ブラウザから VMware Remote Console を起動します。VMware Remote Console の更新をダウンロードおよびインストールしようとすると、ダウンロード中に次のエラーが表示されます。
ファイルの読み取り/書き込み中にエラーが発生しました。後で再試行し、問題が解決しない場合は、システム管理者に問い合わせてください
回避策:次のいずれかの操作を行います。- 最低限構文的に実行可能な URL を使用して、VMware Remote Console をコマンドラインから起動します。例:
sudo vmrc vmrc://x/?moid=x - https://www.vmware.com/go/download-vmrc から更新をダウンロードし、手動で適用します。
回避策のいずれかを使用した後、更新はインストールされますが、VMware Remote Console に次のエラーが表示されます。
VMware Remote Console のインストールが失敗しました。VMware サポートまたはシステム管理者に問い合わせてください。
VMware Remote Console を閉じてから、再起動します。[ヘルプ] > [VMware Remote Console のバージョン情報] の順に選択して、更新がインストールされていることを確認します。 - 最低限構文的に実行可能な URL を使用して、VMware Remote Console をコマンドラインから起動します。例:
- Debian 8.7.1 の VMware Remote Console でリモート仮想マシンを開けない
Debian 8.7.1 に VMware Remote Console を正常にインストールしても起動しません。コンソールから実行すると、次のメッセージが表示されます。
Loop on signal 11.
/tmp/vmware-$USER/ のログ ファイルにパニックとバックトレースが記録されます。
回避策:VMware Remote Console 9.0 を使用してください。 - Ubuntu 17.04 の VMware Remote Console に証明書が表示されない
Ubuntu 17.04 で、VMware Remote Console を使用して無効または信頼できないセキュリティ証明書を持つ ESXi ホストに接続すると、証明書の警告が表示されます。検査のため、証明書をクリックして表示すると、空のダイアログが表示されます。ダイアログの終了以外は何もできません。
回避策:なし - Wayland プロトコルはサポートされていない
VMware Remote Console は Xorg を必要とします。Wayland セッションでインストールまたは実行しないでください。Fedora 25 などの Wayland を使用する新しいオペレーティング システムでインストール エラーが発生します。
回避策:なし - ヘルプ リンクが機能しない
VMware Remote Console 内から [ヘルプ] オプションをクリックすると、「ファイルが見つかりません」というエラーが表示されます。
回避策:ブラウザで http://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/vmrc_pubs.html を直接開いてください。 - 仮想マシンが自動的にパワーオンする
VMware Remote Console がパワーオフ状態の仮想マシンに接続すると、仮想マシンを自動的にパワーオンします。
回避策:なし - VMware Remote Console が自動的に閉じる
リモートの仮想マシンがシャットダウンすると、VMware Remote Console が自動的に閉じます。
回避策:なし - VMware Workstation または VMware Workstation Player
VMware Workstation または VMware Workstation Player をインストール済みのマシンに VMware Remote Console を同時にインストールできません。
回避策:なし