Windows マシンで VMware Remote Console のサイレント インストールを実行できます。

サイレント インストールは無人でのインストールとも呼ばれ、システム管理者がインストール プロセスを自動化できるようにします。サイレント インストール中、エンド ユーザーはアクションを実行する必要はありません。

前提条件

  • ターゲット マシンで、サポートされているバージョンの Windows が実行されていることを確認します。サポートされているオペレーティング システムのリストについては、該当するバージョンの VMware Remote Console のリリース ノートを参照してください。
  • VMware Remote Console エンドユーザー使用許諾契約書 (EULA) を読み、その使用条件を受諾していることを確認します。

    EULA はサイレント インストール中には表示されません。EULA を確認する場合は、標準インストールを実行します。

手順

  1. VMware Remote Console のダウンロード ページ にアクセスし、VMware Remote Console(Windows 用)をダウンロードします。

    vSphere Client または VMware Host Client からダウンロード ページにアクセスすることもできます。

    • vSphere Client で任意の仮想マシンを選択し、[概要] タブを開いて [Remote Console の起動] > [Remote Console のダウンロード] の順にクリックします。
    • VMware Host Client で、任意の仮想マシンを選択し、[コンソール] > [VMRC のダウンロード] の順に選択します。
  2. ファイルをターゲット マシンに転送し、一時ディレクトリに解凍します。
  3. 管理者としてコマンド プロンプトを実行します。
  4. 次のコマンドを実行してサイレント インストールを実行します。
    VMware-VMRC-version-build.exe /s /v "/qn EULAS_AGREED={0 | 1} INSTALLDIR="install-directory" AUTOSOFTWAREUPDATE={0 | 1} DATACOLLECTION={0 | 1}" /l "log-file"
    オプション 説明

    EULAS_AGREED

    VMware Remote Console EULA の使用条件に同意することを示すには 1 を入力します。EULA を表示するには、標準インストールを実行します。0 を入力すると、インストール プロセスは停止します。

    INSTALLDIR

    VMware Remote Console をインストールするディレクトリを入力します。ディレクトリが存在しない場合は作成されます。

    INSTALLDIR パラメータを指定しない場合、VMware Remote ConsoleC:\Program Files (x86) \VMware\VMware Remote Console ディレクトリにインストールされます。

    AUTOSOFTWAREUPDATE

    VMware Remote Console の自動更新を有効にするには 1 を、無効にするには0 を入力します。

    DATACOLLECTION

    カスタマー エクスペリエンス向上プログラム (CEIP) に参加する場合は 1 を、参加しない場合は 0 を入力します。

    CEIP に関する詳細は、カスタマー エクスペリエンス向上プログラムへの参加または離脱を参照してください。

    /l

    VMware Remote Console のインストール ログ ファイルのパスとファイル名を入力します。ファイルが存在しない場合は作成されます。ただし、ディレクトリは既存のものを指定する必要があります。

    /l パラメータを指定しない場合、インストール ログ エントリは %TEMP%\vminst.log ファイルに書き込まれます。

結果

VMware Remote Console がターゲット マシンにインストールされ、vmrc スキームを使用する URL を開くように設定されます。