2021 年 8 月 31 日更新 VMware SD-WAN Orchestrator バージョン R410-20201028-GA 各リリース ノートへの追加および更新を定期的にご確認ください。 |
リリース ノートの概要
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。対象ユーザー
このリリースの使用を推奨しなくなりました。お客様にはできるだけ早くリリース 4.2.1 以降にアップグレードすることをお勧めします。
互換性
リリース 4.1.0 の Orchestrator、Gateway、および Hub Edge では、VMware SD-WAN Edge の以前のバージョンのうちリリース 3.0.0 以降がすべてサポートされます。
新機能
VMware Edge Network Intelligence™
VMware Edge Network Intelligence™ は、VMware が 2020 年 2 月に買収した Nyansa のテクノロジーを基盤とするベンダーに依存しない AIOps ソリューションです。VMware SD-WAN リリース 4.1.0 では、VMware Edge Network Intelligence が VMware SD-WAN™ に統合され、ユーザーと IoT デバイスに関連付けられた洞察と可視性が提供されるため、Edge ネットワーク全体をエンドツーエンドで完全に理解することができます。この統合により、VMware Edge Network Intelligence は、ワイヤレス コントローラ、LAN スイッチ、ネットワーク サービス、VMware SD-WAN Edge、VMware SD-WAN Edge クラスタ、アプリケーション パフォーマンス メトリックなど、アプリケーション フローごとに異なる視点からデータを抽出できます。このソリューションはプロアクティブな修正のための実用的な洞察を提供し、アプリケーションごとのクライアント エクスペリエンスについての詳細な可視化を可能にします。
このリリースでは、VMware Edge Network Intelligence のデータ収集機能が VMware SD-WAN Edge ファームウェアに組み込まれ、インライン データ収集が可能になります。統合ソリューションは、Virtual Edge アプライアンスを含む VMware SD-WAN Edge のすべてのモデルで利用できます。VMware SD-WAN Edge のゼロタッチ プロビジョニング機能は、VMware Edge Network Intelligence のプロビジョニングを処理し、VMware SD-WAN Orchestrator を使用して一元的に設定されます。Edge がプロビジョニングされると、分析機能によってデータが収集され、すべてのトラフィックの Deep Packet Inspection が実行され、ネットワーク アプリケーションが識別され、トラフィックがユーザー情報と関連付けられます。メタデータの傾向と分析は、VMware Edge Network Intelligence Cloud Analytics Engine に直接送信されます。ユーザーは、VMware SD-WAN Orchestrator ユーザー インターフェイスから VMware Edge Network Intelligence ユーザー インターフェイスにシームレスにアクセスできます。
既存の VMware SD-WAN のユーザーは、ソフトウェアのアップグレードとライセンスの追加により、VMware Edge Network Intelligence を利用できます。既存の VMware SD-WAN プラットフォームにこれを追加する場合は、アカウント マネージャにお問い合わせください。
VMware Edge Network Intelligence のユースケース
- アプリケーションの保証:3,000 を超えるアプリケーションを分析し、障害の検出と分離のためにパフォーマンスを追跡します。これにより IT チームは、アプリケーションに対して最もパフォーマンスの低いクライアントを判定し、問題がシステムに関係するものなのか独立したものなのかを特定し、組織内の他の場所や業界の同業者とパフォーマンスを比較できます。
- 無線および有線のエンドクライアント エクスペリエンスの改善:あらゆる場所でのエンドユーザーと IoT デバイスのエクスペリエンスを大幅に改善および定量化します。それにより、認識されたアプリケーションの問題がローカル Wi-Fi ネットワーク、ブロードバンド ネットワーク、WAN、ネットワーク サービス、またはアプリケーションのどこに存在するのかを特定することができます。
- ビジネス継続性と在宅勤務:ユーザー エクスペリエンスに関連するアプリケーション データを SaaS アプリケーションから直接収集し、エンドユーザー デバイスにインストールされているクライアント アプリケーションから受信したテレメトリと組み合わせることで、IT チームが在宅勤務者を管理できるようにします。
- 変更の検証と投資回収率 (ROI):変更前と変更後のパフォーマンスを比較して、変更の検証を提供します。これにより、変更によって問題が解決したかどうか、ロールバックが必要かどうかについての定量化可能なデータが提供されます。ユーザーがケースを開いて確認するのを待つ必要はありません。これは、ROI を正当化するのに役立ちます。
- 障害の隔離と推奨事項:障害をクライアント LAN、WAN、データセンター LAN、クラウド、インターネット、またはアプリケーションに隔離します。クラスタリングなどの機械学習 (ML) アルゴリズムを使用し、ネットワーク履歴データを分析して問題が発生した場所を特定し、IT チームに推奨事項と予測データを提供します。
Orchestrator API の変更点
完全な 4.1.0 API リファレンスは code.vmware.com から参照できます。
今回のリリースでの変更点は次のとおりです。
- 新しいエンドポイント
- post /analytics/getAnalyticsSystemUrl
- post /enterprise/getAnalyticsConfiguration
- post /enterprise/insertOrUpdateAnalyticsConfiguration
- 新しい要求パラメータ
- post /edge/edgeProvision
- 新しい要求パラメータ:analyticsMode (in: body, type: string)
ドキュメントの改訂履歴
2020 年 10 月 29 日。第 1 版。
2021 年 6 月 4 日。第 2 版。
「対象ユーザー」のセクションを次のように改訂しました。「このリリースの使用を推奨しなくなりました。お客様にはできるだけ早くリリース 4.2.1 以降にアップグレードすることをお勧めします。」
解決した問題
解決した問題は、以下のとおり分類されています。
Edge/Gateway で解決した問題バージョン R410-20201028 で解決した問題
Edge およびゲートウェイのバージョン R400-20201002 以降で解決した問題は次のとおりです。
- 解決した問題 33195:
1280 を超えるマルチキャスト ネイバーがある場合、VMware SD-WAN Hub で PIM の参加に失敗することがあります。
R410-20201028-GA で解決された問題
Orchestrator バージョン R400-20201001-GA 以降で解決した問題は次のとおりです。
- 解決した問題 47279:
タイプが「汎用ファイアウォール(ポリシー ベース VPN)」のゲートウェイ経由の非 SD-WAN 宛先で、IKE/IPsec テンプレートが正しくありません。
- 解決した問題 47910:
タイプがチェックポイントのゲートウェイ経由の非 SD-WAN 宛先の設定が、[監視 (Monitor)] > [ネットワーク サービス (Network Services)] 画面で変更されていると、VMware SD-WAN Orchestrator が誤った NVS タイプを含む設定の更新をプッシュするため、プライマリ VPN が停止します。
既知の問題
リリース 4.1.0 での未解決の問題
既知の問題は、以下のとおり分類されています。
Edge/Gateway の既知の問題- 問題 14655:
SFP アダプタを接続または取り外すと、Edge 540、Edge 840、Edge 1000 でデバイスが応答を停止し、物理的な再起動が必要になる場合があります。
回避策:Edge を物理的に再起動する必要があります。 これは、Orchestrator で [リモート アクション (Remote Actions)] > [Edge の再起動 (Reboot Edge)] を使用するか、Edge の電源を入れ直すことで実行できます。
- 問題 25504:
コストが 255 より大きいスタティック ルートで、ルートの順序設定が予期しない結果になる可能性があります。
回避策:0 と 255 の間のルート コストを使用します。
- 問題 25595:
WAN オーバーレイ上の静的 SLA への変更を適切に機能させるために、再起動が必要になる場合があります。
回避策:WAN オーバーレイからの静的 SLA の追加と削除後、Edge を再起動します。
- 問題 25742:
VMware SD-WAN Gateway に対する最大容量が Gateway に接続されていないプライベート WAN リンクの容量よりも少ない場合でも、アンダーレイが考慮されたトラフィックの上限がこの最大容量に制限されます。
- 問題 25758:
USB WAN リンクが、ある USB ポートから別の USB ポートにスイッチされると、VMware SD-WAN Edge が再起動されるまで、正常に更新されない場合があります。
回避策:1 つのポートから別のポートに USB WAN リンクを移動した後に Edge を再起動します。
- 問題 25855:
Partner Gateway(200 BGP 対応 VRF など)で大規模な設定の更新があると、VMware SD-WAN Gateway を経由する一部のトラフィックで遅延が約 2 ~ 3 秒増加する可能性があります。
回避策:回避策はありません。
- 問題 25921:
ハブに 3,000 個のブランチ Edge が接続されている場合、VMware SD-WAN ハブの高可用性のフェイルオーバーにかかる時間が予想よりも長くなります(最大 15 秒)。
- 問題 25997:
スイッチ ポートに変換されたルーティング インターフェイスでトラフィックを適切に渡すために、VMware SD-WAN Edge で再起動が必要になる場合があります。
回避策:設定を変更した後で、Edge を再起動します。
- 問題 26421:
クラスタへのトンネルを確立するには、すべてのブランチ サイトのプライマリ Partner Gateway も VMware SD-WAN ハブ クラスタに割り当てる必要があります。
- 問題 28175:
NAT IP アドレスが VMware SD-WAN Gateway インターフェイスの IP アドレスと重複していると、ビジネス ポリシー NAT が失敗します。
- 問題 31210:
VRRP:ARP が VRRP の仮想 IP アドレスに対して LAN クライアントで解決されません。これは、VMware SD-WAN Edge が LAN インターフェイスで実行されているグローバルでない CDE セグメントでマスターになっている場合に発生します。
- 問題 32731:
ルートをオフにすると、OSPF 経由でアドバタイズされた条件付きデフォルト ルートが正しく戻されないことがあります。ルートを再度有効にして無効にすると、正常に取り消されます。
- 問題 32960:
アクティベーション済みの VMware SD-WAN Edge のローカル Web ユーザー インターフェイスで、インターフェイスの「自動ネゴシエーション」と「速度」のステータスが誤って表示されることがあります。
- 問題 32981:
DPDK が有効になっているポートのハードコーディングの速度とデュプレックスで、DPDK を無効にする必要があるため、設定を有効にするために VMware SD-WAN Edge の再起動が必要になる場合があります。
- 問題 34254:
Zscaler CSS が作成され、グローバル セグメントで FQDN/PSK 設定が構成されている場合、これらの設定が非グローバル セグメントにコピーされて、IPsec トンネルが Zscaler CSS に形成されます。
- 問題 35778:
1 つのインターフェイス上に複数のユーザー定義 WAN リンクがある場合、これらの WAN リンクのうちの 1 つのみが Zscaler への GRE トンネルを持つことができます。
回避策:Zscaler への GRE トンネルを構築する必要がある WAN リンクごとに、異なるインターフェイスを使用します。
- 問題 35807:
インターフェイスが無効になっていて、VMware SD-WAN Orchestrator から再度有効になると、DPDK ルーティング インターフェイスが完全に無効になります。
- 問題 36923:
ハブとしてクラスタに接続されている VMware SD-WAN Edge の NetFlow インターフェイスの説明で、そのクラスタ名が正しく更新されない場合があります。
- 問題 38682:
DPDK が有効なインターフェイスで DHCP サーバとして動作している VMware SD-WAN Edge が、接続されているすべてのクライアントに対して「新しいクライアント デバイス」イベントを適切に生成しないことがあります。
- 問題 38767:
Zscaler に GRE トンネルが設定されている WAN オーバーレイが自動検出からユーザー定義に変更されると、次に再起動するまで、古いトンネルが残ることがあります。
回避策:Edge を再起動して、古いトンネルをクリアします。
- 問題 39134:
VMware SD-WAN Edge の [監視 (Monitor)] > [Edge] > [システム (System)] と、VMware SD-WAN Gateway の [監視 (Monitor)] > [Gateway] で、システムの健全性統計情報 [CPU の割合 (CPU Percentage)] が正しく報告されない場合があります。
回避策:Edge キャパシティを監視するために、ユーザーが CPU の割合ではなくハンドオフ キューのドロップを使用する必要があります。
- 問題 39374:
VMware SD-WAN Edge に割り当てられた VMware SD-WAN Partner Gateway の順序を変更すると、帯域幅のテストに使用されるローカル Gateway として Gateway 1 が正しく設定されない場合があります。
- 問題 39608:
リモート診断「Ping テスト」の出力で、正しい結果が表示される前に、無効な内容が一時的に表示されることがあります。
- 問題 39624:
親インターフェイスが PPPoE で設定されている場合、サブインターフェイス経由の ping が失敗することがあります。
- 問題 39659:
高可用性を強化するように設定されたサイトで、各 VMware SD-WAN Edge に 1 つの WAN リンクがあり、スタンバイ Edge には PPPoE しか接続されておらず、アクティブには非 PPPoE 接続がある場合に、HA ケーブルで障害が発生するとスプリット ブレイン状態(アクティブ/アクティブ)が可能になることがあります。
- 問題 39753:
動的なブランチ間 VPN を無効にすると、現在、動的なブランチ間を使用して送信されている既存のフローが停止する可能性があります。
- 問題 40096:
アクティベーション済みの VMware SD-WAN Edge 840 が再起動された場合、リンク ライトと VMware SD-WAN Orchestrator でポートが「稼動中」と表示されていても、Edge に接続されている SFP モジュールがトラフィックの通過を停止する可能性があります。
回避策:SFP モジュールを取り外して、ポートに再度接続します。
- 問題 40421:
スイッチ ポートとして設定されたインターフェイスを使用して VMware SD-WAN Edge を通過するときに、traceroute でパスが表示されません。
- 問題 42278:
特定のタイプのピアの設定ミスにより、VMware SD-WAN Gateway が IKE 初期化メッセージを Non-SD-WAN ピアに継続的に送信することがあります。この問題により、Gateway へのユーザー トラフィックが中断されることはありません。ただし、Gateway のログに IKE エラーが大量に記録されて、有用なログ エントリが確認しづらくなる可能性があります。
- 問題 42388:
VMware SD-WAN Edge 540 で、VMware SD-WAN Orchestrator からインターフェイスを無効にして再度有効にすると、SFP ポートが検出されません。
- 問題 42488:
VRRP が有効になっているスイッチ ポートを持つ VMware SD-WAN Edge で、ケーブルが切断されて Edge サービスが再起動された場合、LAN に接続されたルートがアドバタイズされます。
回避策:この問題の回避策はありません。
- 問題 42872:
ハブ クラスタが関連付けられているハブ プロファイルでプロファイルの隔離を有効にしても、ルーティング情報ベース (RIB) からハブ ルートが取り消されません。
- 問題 43373:
複数の VMware SD-WAN Edge から同じ BGP ルートを学習していて、このルートをオーバーレイ フロー制御で優先から対象終了に移動すると、その Edge がアドバタイズ リストから削除されず、アドバタイズされたままになります。
回避策:VMware SD-WAN Orchestrator の分散コスト計算を有効にします。
- 問題 44832:
Edge 経由の Non SD-WAN Destination から別の Edge 経由の Non SD-WAN Destination へのトラフィック(「ヘアピニング」または「NAT ループバック」)が VMware SD-WAN Edge 上でドロップされます。
- 問題 44995:
ルートがハブ クラスタから戻された場合に、OSPF ルートが VMware SD-WAN Gateway および VMware SD-WAN スポーク Edge から取り消されません。
- 問題 45189:
送信元 LAN 側 NAT が設定されている場合、NAT サブネットのスタティック ルートを設定しなくても、VMware SD-WAN スポーク Edge からハブ Edge へのトラフィックが許可されます。
- 問題 45302:
VMware SD-WAN ハブ クラスタで、1 つのハブが、そのハブとその割り当てられているスポーク Edge の間で共通のすべての VMware SD-WAN Gateway への接続が 5 分より長い間失われた場合、まれに、スポークがハブ ルートを 5 分後に保持できなくなるという状態になることがあります。この問題は、ハブが Gateway との接続を回復したときに自動的に解消されます。
- 問題 46053:
ネイバーがアップリンク ネイバーに変更されても、BGP プリファレンスがオーバーレイ ルートに対して自動修正されません。
回避策:Edge サービスを再起動すると、この問題は修正されます。
- 問題 46137:
3.4.x ソフトウェアを実行している VMware SD-WAN Edge で、Edge が GCM 用に設定されていても、AES-GCM 暗号化を使用したトンネルが開始されません。
- 問題 46216:
ピアが AWS インスタンスの Gateway または Edge 経由の Non SD-WAN Destination で、フェーズ 2 の再キー化をピアが開始すると、フェーズ 1 の IKE も削除されて再キー化が強制されます。 これは、トンネルが破棄されてから再構築されることを意味し、その結果トンネルの再構築中にパケット ロスが発生します。
回避策:トンネルの破棄を回避するには、Gateway または Edge 経由の Non SD-WAN Destination または CSS IPsec の再キー化タイマーを 60 分未満に設定します。 これにより、AWS が再キー化を開始できなくなります。
- 問題 46391:
VMware SD-WAN Edge 3800 の場合、SFP1 および SFP2 のインターフェイスそれぞれにマルチレート SFP (1/10G) の問題があり、これらのポートで使用できなくなります。
回避策:ナレッジベースの記事「VMware SD-WAN Supported SFP Module List (79270)」に従って、単一レートの SFP を使用してください。 マルチレート SFP は、SFP3 と SFP4 で使用できます。
- 問題 46628:
ポートが 100 Mbps およびデュプレックスで設定されている場合、VMware SD-WAN Edge 620/640/680 の GE5 および GE6 ポートがリンクを検出しません。
- 問題 46918:
3.4.2 リリースを使用する VMware SD-WAN スポーク Edge で、クラスタ ハブ ノードのプライベート ネットワーク ID が適切に更新されません。
- 問題 47084:
4,000 個のスポーク Edge が接続されている場合に、VMware SD-WAN ハブ Edge が、750 個を超える PIM(プロトコルに依存しないマルチキャスト)ネイバーを確立できません。
- 問題 47244:
アクティベーション済みの、DPDK が有効な VMware SD-WAN Edge 6x0 で、一部の Copper SFP の Edge に、VMware SD-WAN Orchestrator ユーザー インターフェイスにケーブルが挿入されていない場合でも、リンクが「稼動中」と表示されます。
回避策:ケーブルを接続して取り外すと、誤った状態が削除されます。
- 問題 47355:
同じルートがローカルのアンダーレイ BGP、ハブ BGP を経由して学習された場合、または Partner Gateway で静的に設定されている場合、またはそのすべての状況で、ルートのソート順序が、アンダーレイ BGP で優先されるハブ BGP と一致しません。
- 問題 47664:
ハブを介したブランチ間 VPN が無効になったハブとスポークの設定では、L3 スイッチ/ルーターのサマリ ルートを使用してブランチ間トラフィックを戻そうとすると、ルーティング ループが発生します。
回避策:ブランチ間 VPN を有効にするようにクラウド VPN を設定し、[VPN にハブを使用 (Use Hubs for VPN)] を選択します。
- 問題 47681:
VMware SD-WAN Edge の LAN 側のホストが、Edge の WAN インターフェイスと同じ IP アドレスを使用している場合、LAN ホストから WAN への接続が機能しません。
- 問題 47787:
ハブ Edge から、バックホール ビジネス ポリシーで設定された VMware SD-WAN スポーク Edge にフローが開始された場合、このスポーク Edge が VMware SD-WAN Gateway パスを経由してトラフィックを誤って送信します。
- 問題 48166:
Ciena の仮想化 OS を使用している場合、KVM 上の VMware SD-WAN 仮想 Edge がサポートされず、Edge では、データプレーン サービスの障害が繰り返し発生します。
- 問題 48175:
非グローバル セグメントにグローバル セグメントで設定されたインターフェイスと同じ IP アドレス範囲で設定されているインターフェイスがある場合、リリース 3.4.2 を実行している VMware SD-WAN Edge が、非グローバル セグメントに OSPF の隣接関係を形成します。
- 問題 48488:
[送信トラフィック (Outbound Traffic)] ボックスがチェックされていない場合に、ビジネス ポリシー ルールがオーバーライドされません(リモート ピアから開始され、1:1 NAT ルールで許可されているトラフィックの場合)。
回避策:1:1 NAT の [送信トラフィック (Outbound Traffic)] をオンにしてください。
- 問題 48502:
一部のシナリオで、インターネット トラフィックのバックホールに使用されている VMware SD-WAN ハブ Edge で、バックホールのリターン パケットの誤った処理が原因でデータプレーン サービスの障害が発生することがあります。
- 問題 48530:
VMware SD-WAN Edge 6x0 モデルで、3 つの速度 (10/100/1000 Mbps) の Copper SFP の自動ネゴシエーションが実行されません。
回避策:Edge 520/540 は 3 つの速度の Copper SFP をサポートしていますが、このモデルは 2021 年の第 1 四半期に販売終了としてマークされています。
- 問題 48666:
IPsec を使用した Gateway パス MTU の計算で、61 バイトの IPsec オーバーヘッドが考慮されていないため、LAN クライアントに対する MTU アドバタイズが多くなり、その後 IPsec パケットの断片化が発生します。
回避策:この問題の回避策はありません。
- 問題 49172:
2 つの異なる VMware SD-WAN Edge に同じ NAT サブネットを使用して設定されたポリシー ベースの NAT ルールが機能しません。
- 問題 49738:
状況によっては、VMware SD-WAN スポーク Edge が複数のハブ Edge を使用するように設定されている場合に、ハブ リストで設定されたハブの 1 つに対して、スポーク Edge がトンネルを形成しないことがあります。
- 問題 50433:
VMware SD-WAN Edge 上のルーティング インターフェイスからセカンダリ IP アドレスが削除されたときに、対応するルートがピア Edge から削除されない場合があります。
回避策:セカンダリ IP アドレスが削除された Edge に対して、[リモート アクション (Remote Actions)] > [サービスの再起動 (Restart Service)] を実行します。
- 問題 50518:
PKI が有効になっている VMware SD-WAN Gateway で、6,000 個より多い PKI トンネルが Gateway に接続しようとすると、受信 SA が削除されないため一部のトンネルが起動しない場合があります。
注:プリシェアード キー (PSK) 認証を使用するトンネルには、この問題はありません。
- 問題 19566:
高可用性のフェイルオーバー後、スタンバイ VMware SD-WAN Edge のシリアル番号が Orchestrator でアクティブなシリアル番号として表示されることがあります。
- 問題 20900:
MaxMind 位置情報サービスが有効になっていて、MaxMind サーバにアクセスできない場合、新しい VMware SD-WAN Edge のアクティベーションが機能しません。
- 問題 21342:
セグメントごとに Partner Gateway を割り当てると、VMware SD-WAN Edge の監視リストで、Gateway 割り当ての適切なリストがオペレータ オプションの Gateway の [表示 (View)] に表示されない場合があります。
- 問題 24269:
観測された WAN リンクの損失が、QoE グラフには反映されても、[監視 (Monitor)] > [トランスポート (Transport)] > [ロス (Loss)] に反映されません。
- 問題 25932:
VMware SD-WAN Orchestrator で、使用中であっても VMware SD-WAN Gateway を Gateway プールから削除できます。
- 問題 32335:
ユーザーが契約に同意しようとすると、[エンド ユーザー サービス契約 (End User Service Agreement)] (EUSA) ページでエラーが発生します。
回避策:エンタープライズ名の先頭または末尾にスペースが含まれていないことを確認してください。
- 問題 32435:
ポリシーベースの NAT 設定に対する VMware SD-WAN Edge のオーバーライドが、すでにプロファイル レベルで設定されているタプルで許可されます(その逆も可能)。
- 問題 32856:
ハブ クラスタを使用してインターネット トラフィックをバックホールするようにビジネス ポリシーが設定されていても、リリース 3.2.1 からリリース 3.3.x にアップグレードされた VMware SD-WAN Orchestrator 上のプロファイルから、ユーザーがハブ クラスタを選択解除できます。
- 問題 32913:
高可用性を有効にした後、VMware SD-WAN Edge のマルチキャストの詳細が [監視 (Monitoring)] ページに表示されません。フェイルオーバーにより、この問題は解決されます。
- 問題 33026:
契約を削除した後、[エンド ユーザー サービス契約 (End User Service Agreement)] (EUSA) のページが適切に再ロードされません。
- 問題 34828:
リリース 2.x を使用する VMware SD-WAN スポーク Edge と、リリース 3.3.1 を使用するハブ Edge の間で、トラフィックを送受信できません。
- 問題 35658:
あるプロファイルから CSS 設定が異なる別のプロファイルに VMware SD-WAN Edge が移動されたときに(例:プロファイル 1 は IPsec で、プロファイル 2 は GRE)、Edge レベルの CSS 設定が、以前の CSS 設定(例:IPsec と GRE)を引き続き使用します。
回避策:問題を解決するには、Edge レベルで GRE を無効にしてから再度有効にします。
- 問題 35667:
あるプロファイルから、CSS 設定は同じでも GRE CSS 名は異なる(同じエンドポイントの)別のプロファイルに VMware SD-WAN Edge が移動されたときに、一部の GRE トンネルが監視に表示されません。
回避策:問題を解決するには、Edge レベルで GRE を無効にしてから再度有効にします。
- 問題 36665:
VMware SD-WAN Orchestrator がインターネットにアクセスできない場合、Google Maps API へのアクセスを必要とするユーザー インターフェイスのページが完全にはロードされない場合があります。
- 問題 38056:
Edge ライセンスの export.csv ファイルにリージョン データが表示されません。
- 問題 38843:
アプリケーション マップをプッシュするときに、オペレータ イベントがなく、Edge イベントは制限付きのユーティリティになります。
- 問題 39633:
ユーザーが Super Gateway として代替 Gateway を割り当てた後、Super Gateway のハイパー リンクが機能しません。
- 問題 39790:
VMware SD-WAN Orchestrator を使用すると、サポートされている 32 個のサブインターフェイスを超えてユーザーが VMware SD-WAN Edge のルーティング インターフェイスを設定できます。これにより、ユーザーは、インターフェイス上で 33 個以上のサブインターフェイスを設定できるようになり、Edge のデータプレーン サービスの障害を引き起こす可能性があります。
- 問題 40341:
Skype アプリケーションがリアルタイム トラフィックとしてバックエンドで適切に分類されていても、VMware SD-WAN Orchestrator で Skype ビジネス ポリシーを編集すると、サービス クラスで誤って [トランザクション (Transactional)] と表示されることがあります。
- 問題 41691:
[設定 (Configure)] > [Edge] > [デバイス (Device)] ページで DHCP プールが枯渇していないにもかかわらず、ユーザーが [アドレスの数 (Number of addresses)] フィールドを変更できません。
- 問題 43276:
VMware SD-WAN Edge またはプロファイルに Partner Gateway が設定されている場合に、ユーザーがセグメント タイプを変更できません。
- 問題 44153:
VMware SD-WAN Orchestrator が、[アラートと通知 (Alerts and Notifications)] セクションで設定されたメール アドレスに、アラートの E メールを継続して送信しません。
- 問題 46254:
VMware SD-WAN Edge のアクティベーション中に、VMware SD-WAN Orchestrator が、WAN リンクの MTU が変更されたことや、DHCP が設定されたインターフェイスに VLAN ID が存在することを検出しません。
- 問題 46482:
高可用性で設定された VMware SD-WAN Edge 540 の設定を使用しているサイトが Edge ソフトウェア リリース 3.4.1 にアップグレードされた場合、VMware SD-WAN Orchestrator が、このサイトの高可用性の状態を「スタンバイ失敗」と表示します。
- 問題 47269:
LTE インターフェイスがサポートされていない Edge モデルに、VMware SD-WAN 510-LTE インターフェイスが表示されることがあります。
- 問題 47713:
クラウド VPN が無効な間にビジネス ポリシー ルールが設定された場合、クラウド VPN を有効にするときに NAT 設定を再設定する必要があります。
- 問題 47820:
プロファイル レベルで無効に設定されている DHCP が VLAN で構成されていて、また、DHCP が有効な Edge 上でこの VLAN に対する Edge のオーバーライドを行い、DNS サーバのフィールドに「なし」(IP アドレスが設定されていない)に設定されているエントリがある場合、ユーザーが [設定 (Configure)] > [Edge] > [デバイス (Device)] ページで変更を行うことができません。また、実際の問題を説明または指摘していない、「無効な IP アドレス [] (invalid IP address [])」というエラー メッセージが表示されます。
- 問題 48085:
VMware SD-WAN Orchestrator で、ユーザーがインターフェイスに関連付けられている VLAN を削除することが許可されます。
- 問題 48737:
リリース 4.0.0 の新しいユーザー インターフェイスを使用している VMware SD-WAN Orchestrator で、ユーザーが [監視 (Monitor)] ページを表示して開始時刻と終了時刻の間隔を変更してから、タブ間を移動すると、Orchestrator で開始時刻と終了時刻の間隔が新しい値に更新されません。
- 問題 49225:
VMware SD-WAN Orchestrator で、合計 32 個の VLAN の制限が適用されません。
- 問題 49790:
VMware SD-WAN Edge のリリース 4.0.0 をアクティベートするときに、[イベント (Events)] にアクティベーションが 2 回投稿されます。
回避策:重複イベントは無視してください。
- 問題 50531:
異なる権限を持つ 2 人のオペレータが、VMware SD-WAN Orchestrator の 4.0.0 リリース バージョンの新しいユーザー インターフェイスにアクセスする際に同じブラウザ ウィンドウを使用する場合、権限の低いオペレータが権限の高いオペレータの後にログインしようとすると、権限の低いオペレータに「ユーザーが権限を持っていない」ことを示すエラーが複数回表示されます。
注:権限が低いオペレーターの権限の昇格はなく、エラー メッセージの表示のみが行われます。
回避策:エラーが表示されないようにするために、次のオペレータがログインの前にそのページを更新するか、それぞれのオペレータが別のブラウザ ウィンドウを使用して、この表示の問題を回避できます。
- Edge 500、510、520 および 610 の場合、分析を有効にした状態で最大スループットが得られます。
- その他のすべてのモデルでは、分析を有効にした状態で、最大 20% のパフォーマンス ペナルティが発生します。このペナルティは今後のリリースでは減少します。
- 分析が有効になっている場合、分析に必要な追加のメモリと処理が原因でフローのキャパシティが半分まで減少します。このペナルティは今後のリリースでは減少します。