サードパーティのファイアウォールを使用して、SD-WAN Edge の VNF を介してトラフィックを展開および転送できます。
セキュリティ VNF 設定を有効にできるのはオペレータのみです。[セキュリティ VNF (Security VNF)] オプションを利用できない場合、オペレータに問い合わせてください。
前提条件
次の項目について確認してください。
- SD-WAN Orchestrator および特定のセキュリティ VNF の展開をサポートするソフトウェア バージョンを実行しているアクティブ化された SD-WAN Edge。サポート対象のソフトウェア バージョンおよび Edge プラットフォームの詳細については、セキュリティ VNF のサポート マトリックスを参照してください。
- VNF Manager アドオンのライセンス。
- 設定済みの VNF 管理サービス。詳細については、VNF 管理サービスの設定を参照してください。
手順
- エンタープライズ ポータルで、 をクリックします。
- [Edge (Edges)] ページで、Edge の横にある [[デバイス (Device)]] アイコンをクリックするか、Edge へのリンクをクリックして [デバイス (Device)] タブをクリックします。
- [デバイス (Device)] タブで、[セキュリティ VNF (Security VNF)] セクションまでスクロールし、[編集 (Edit)] をクリックします。
- [Edge VNF の設定 (Edge VNF Configuration)] ウィンドウで、[デプロイ (Deploy)] チェックボックスをオンにします。
- [仮想マシンの設定 (VM Configuration)] で、次のように設定します。
- [VLAN (VLAN)]:VNF 管理で使用する VLAN をドロップダウン リストから選択します。
- [VM-1 IP (VM-1 IP)]:仮想マシンの IP アドレスを入力し、IP アドレスが選択した VLAN のサブネット範囲内にあることを確認します。
- [VM-1 Hostname (VM-1 ホスト名)]:仮想マシン ホストの名前を入力します。
- [展開後の状態 (Deployment State)]:次のいずれかのオプションを選択します。
- [[イメージをダウンロード済みでパワーオン (Image Downloaded and Powered On)]]:このオプションは、Edge 上でファイアウォール VNF を構築した後、仮想マシンをパワーオンします。トラフィックは、このオプションが選択されている場合にのみ VNF を転送します。この場合、VNF の挿入用に少なくとも 1 つの VLAN またはルーティング インターフェイスを設定する必要があります。
- [[イメージをダウンロード済みでパワーオフ (Image Downloaded and Powered Off)]]:このオプションは、Edge 上でファイアウォール VNF を構築した後、仮想マシンをパワーオフのままにします。VNF を経由してトラフィックを送信する場合は、このオプションを選択しないでください。
- [セキュリティ VNF (Security VNF)]:ドロップダウン リストから事前定義された VNF 管理サービスを選択します。[新規 VNF サービス (New VNF Service)] をクリックして、新しい VNF 管理サービスを作成することもできます。詳細については、VNF 管理サービスの設定を参照してください。
次の図は、セキュリティ VNF タイプとしての
[Check Point ファイアウォール]の例を示しています。
[Palo Alto Networks ファイアウォール (Palo Alto Networks Firewall)] をセキュリティ VNF として選択した場合は、次の追加設定を行います。
- [ライセンス (License)]:ドロップダウン リストから VNF ライセンスを選択します。
- [デバイス グループ名 (Device Group Name)]:Panorama サーバで事前設定されたデバイス グループ名を入力します。
- [設定テンプレート名 (Config Template Name)]:Panorama サーバで事前設定されている設定テンプレート名を入力します。
注:
[Palo Alto Networks ファイアウォール (Palo Alto Networks Firewall)] 設定の展開を VNF タイプから削除する場合は、この設定を削除する前に、Palo Alto Networks の
[VNF ライセンス (VNF License)] を確実に無効にします。
[Fortinet ファイアウォール (Fortinet Firewall)] を選択した場合は、次の設定を行います。
- [インスペクション モード (Inspection Mode)]:次のいずれかのモードを選択します。
- [プロキシ (Proxy)]:このオプションはデフォルトで選択されています。プロキシベースのインスペクションでは、トラフィックをバッファリングし、分析のためにデータ全体を調べます。
- [フロー (Flow)]:フローベースのインスペクションでは、バッファリングなしで FortiGate ユニットを通過するトラフィック データをインスペクションします。
- [ライセンス (License)]:仮想マシン ライセンスをドラッグ アンド ドロップします。
- [更新 (Update)] をクリックします。
結果
設定の詳細が [セキュリティ VNF (Security VNF)] セクションに表示されます。
次のタスク
複数のトラフィック セグメントを VNF にリダイレクトする場合は、セグメントとサービス VLAN 間のマッピングを定義します。サービス VLAN を使用したマッピング セグメントの定義を参照してください。
セキュリティ VNF を VLAN とルーティング インターフェイスの両方に挿入して、トラフィックを VLAN またはルーティング インターフェイスから VNF にリダイレクトできます。VNF 挿入を使用した VLAN の構成を参照してください。