VMware 上での SR-IOV の有効化はオプションですが、パケット処理のパフォーマンスを向上させるために DPDK のすべてのメリットを実現させる必要があります。

前提条件

この場合、特定の NIC カードが必要です。次のチップセットは、 SD-WAN Gateway と連携することが VMware によって認定されています。

  • Intel 82599/82599ES
  • Intel X710/XL710
注: VMware 上で Intel X710/XL710 カードを SR-IOV モードで使用する前に、「 デプロイの前提条件 」セクションに記載されているファームウェアとドライバのサポートされているバージョンが正しくインストールされていることを確認してください。

VMware 上で SR-IOV を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. お使いの NIC カードが SR-IOV をサポートしていることを確認します。https://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=io で、VMware のハードウェア互換性リスト (HCL) を確認します。

    [ブランド名 (Brand Name)]:Intel

    [I/O デバイス タイプ (I/O Device Type)]:ネットワーク

    [機能 (Features)]:SR-IOV

    vcg-compatibility-guide

    次の VMware ナレッジベースの記事では、サポートされている NIC で SR-IOV を有効にする方法の詳細について説明しています:https://kb.vmware.com/s/article/2038739

  2. サポートされている NIC カードがある場合は、特定の VMware ホストに移動し、[構成 (Configure)] タブ、[物理アダプタ (Physical adapters)] の順に選択します。

    vcg-physical-adapters

  3. [設定の編集 (Edit Settings)] を選択します。[ステータス (Status)][有効 (Enabled)] に変更し、必要な仮想機能の数を指定します。この数は、NIC カードのタイプによって異なります。
  4. ハイパーバイザーを再起動します。

    vcg-number-virtual_functions

  5. SR-IOV が正常に有効にされている場合、ESXi の再起動後、特定の NIC の下に仮想機能 (VF) の数が表示されます。

    vcg-sr-iov-vfs-area-display