このセクションでは、SD-WAN Edge で高可用性を有効にする方法について説明します。 SD-WAN Edge HA の概要SD-WAN Edge は、エンドユーザーの支社に展開される VMware データ プレーン コンポーネントです。高可用性 (HA) モードで構成された SD-WAN Edges は、互いのミラー イメージであり、1 つの SD-WAN Edge として SD-WAN Orchestrator に表示されます。 前提条件このセクションでは、SD-WAN Edge をスタンバイとして構成する前に満たす必要がある高可用性の要件について説明します。 高可用性オプションEdge は、単一のスタンドアローン デバイスとしてインストールすることも、別の Edge とペアリングして高可用性 (HA) サポートを提供することもできます。ただし、HA 構成は有線 WAN 接続でのみサポートされます。 スプリットブレイン状態高可用性リンクが切断された場合や、アクティブ Edge とスタンバイ Edge が相互に通信できない場合は、両方の Edge がアクティブ ロールを引き受けます。その結果、両方の Edge が、LAN インターフェイスで ARP 要求に応答し始めます。そのため、LAN トラフィックが両方の Edge に転送されて、LAN でスパニング ツリー ループが発生する可能性があります。 スプリットブレインの検出と防止このセクションでは、高可用性トポロジを使用した Edge の展開でスプリットブレイン状態を検出して回避するためのメカニズムについて説明します。 障害のシナリオこのセクションでは、アクティブ Edge からスタンバイ Edge へのフェイルオーバーをトリガーできる次のシナリオについて説明します。 HA リンクを介した BGP のサポートEdge が拡張高可用性 (HA) オプションに切り替わると、アクティブ SD-WAN Edge は HA リンクを介して BGP ルートを交換します。アクティブ Edge の BGP が、スタンバイ Edge の WAN リンクのみに接続されているピアとのネイバーシップを確立できるようになります。 アクティブとスタンバイのステータスを判断するための選択基準このセクションでは、アクティブとスタンバイのステータスを判断するために使用される選択基準について説明します。 HA リンクを経由する VLAN タグ付きトラフィックこのセクションでは、HA リンクを経由する VLAN タグ付きトラフィックについて説明します。 HA の設定高可用性を設定するには、アクティブ Edge とスタンバイ Edge を設定します。 HA イベントの詳細このセクションでは、HA イベントについて説明します。 VMware ESXi への HA のデプロイサポートされているトポロジを使用して、VMware ESXi に VMware SD-WAN HA をデプロイできます。