プロファイル レベルで管理 IP アドレスを設定し、Edge レベルで上書きすることを選択できます。

リリース 3.4 以降では、Edge は管理 IP アドレスを使用してトラフィックを Orchestrator に送信しません。代わりに、Edge は、トラフィックを開始するためにセグメント上の最初の「稼動中および広報済み」インターフェイスを選択します。このような LAN インターフェイスが見つからない場合、トラフィックは NAT が有効な WAN リンクを使用してインターネットに直接出力されます。現在、グローバル セグメントの VPN を介して管理 IP アドレスを送信元とするトラフィックを送信し、グローバル セグメントに稼動中で広報済みの LAN インターフェイスがない場合、Edge と Orchestrator をリリース 3.4 にアップグレードするときに到達可能性の問題が発生します。VMware カスタマー サポートに連絡して、3.4 より前の動作を復元して、引き続き管理 IP アドレスをトラフィックの送信に使用できるようにしてください。

Edge と Orchestrator のバージョンが 3.3 以下の場合に、管理 IP アドレスを使用できるさまざまなシナリオを以下に示します。
  • 管理トラフィックを Edge から Orchestrator に送信するために使用されます。このシナリオでは、プロファイル レベルで設定するデフォルトの管理 IP アドレス (192.168.1.1) または選択した IP アドレスを使用して、プロファイルに接続されているすべての Edge が同じ IP アドレスを使用してトラフィックを Orchestrator に送信できます。
    注: WAN ポートで NAT Direct が有効になっている場合、または Edge からのトラフィックが Gateway を介して Orchestrator にルーティングされている場合は、管理 IP アドレスの設定を無視できます。
  • DNS、NTP、NetFlow、BGP などのサービスを設定す上書きオーバーライドして、各 Edge がこれらのサービスの送信元アドレスとして使用できる一意の IP アドレスを持つようにする必要があります。
  • また、Edge レベルで設定されている場合は、診断テストの宛先 IP アドレスとしても使用されます。

プロファイルの管理 IP アドレスを設定するには、次の手順を実行します。

  1. エンタープライズ ポータルで、[設定 (Configure)] > [プロファイル (Profiles)] の順に移動します。
  2. 管理 IP アドレスを設定するプロファイルの横にある [デバイス (Device)] アイコンをクリックするか、プロファイルへのリンクをクリックして、[デバイス (Device)] タブに移動します。
  3. [デバイス (Device)] ページで、[管理 IP アドレス (Management IP)] セクションまで下にスクロールし、必要な管理 IP アドレスを入力します。
  4. [変更の保存 (Save Changes)] をクリックします。
Edge の管理 IP アドレス設定を上書きするように選択できます。
  1. エンタープライズ ポータルで、[設定 (Configure)] > [Edge (Edges)] の順に移動します。
  2. 管理 IP アドレス設定を上書きする Edge の横にある [デバイス (Device)] アイコンをクリックするか、Edge へのリンクをクリックして、[デバイス (Device)] タブに移動します。
  3. [デバイス (Device)] ページで、[管理 IP アドレス (Management IP)] セクションまで下にスクロールし、[Edge 固有設定の上書きを有効化 (Enable Edge Override)] チェックボックスをオンにします。
  4. 必要な管理 IP アドレスを入力します。
  5. [変更の保存 (Save Changes)] をクリックします。