カスタマーは新しい Orchestrator UI で、Edge ライセンスを使用してソフトウェア サブスクリプションを Edge にリンクできます。ソフトウェア サブスクリプションは、帯域幅、Edge ソフトウェア エディション、Gateway の地域的な位置、およびサブスクリプション期間によって定義されます。

Edge ライセンスのタイプ

SD-WAN Orchestrator は、デプロイされた Edge にさまざまなタイプのライセンスを提供します。これらのライセンス タイプは、サブスクリプションが購入されていない POC のデプロイと、カスタマーの購入したサブスクリプションに合わせてさまざまな種類のライセンスが提供されている本番環境のデプロイに対応しています。

[POC のデプロイ]

エンタープライズが proof-of-concept(POC、事前検証)としてデプロイされている場合は、POC ライセンスを選択します。次のように、使用できる POC ライセンス タイプは 1 つだけです。

[POC | 10 Gbps | 北アメリカ、ヨーロッパ、中東およびアフリカ、アジア太平洋、中南米 | 60 か月]

POC エンタープライズの場合にはこのライセンスのみを選択できます。これは POC エンタープライズの Edge で使用される唯一のライセンスです。POC ライセンスが選択されている場合、Orchestrator は追加のライセンスを選択することを許可しません。

[本番環境のデプロイ]

本番環境のエンタープライズに Edge がデプロイされている場合は、割り当てられたライセンスのタイプを、購入したソフトウェア サブスクリプションに合わせて調整する必要があります。たとえば、設定されている Edge で使用するためにサブスクリプション SKU NB-VC[100M]-[PRE]-HO-HG-L34S3[12P]-C を購入した場合、正しいライセンス タイプは次のようになります。

SKU のハイライトされたセクションに従って [プレミアム | 100 Mbps | <Gateway の地域的な位置> | 12 か月]

新しい Edge への Edge ライセンス タイプの割り当て

新しい Edge がプロビジョニングされると、[Edge のプロビジョニング (Provision an Edge)] 設定画面には [Edge ライセンス (Edge License)] ドロップダウン メニューが表示されます。このメニューには、新しく作成された Edge に割り当てることができる Edge ライセンス タイプのリストが表示されます。

新しい Edge のプロビジョニングについて詳しくは、新しい Edge のプロビジョニングを参照してください。

注: リリース 4.0.0 以降では、Edge ライセンスはデフォルトで有効になっており、新しい Edge の作成時にユーザーが Edge ライセンス タイプを割り当てる必要があります。この要件は、 VMware がカスタマーのサブスクリプションを追跡し、パートナーから送信される Edge アクティベーション レポートを簡素化および標準化するのに役立ちます。

既存の Edge への Edge ライセンス タイプの割り当て

ライセンスを既存の Edge に割り当てるには、次の手順を実行します。
  • エンタープライズ ポータルで、[設定 (Configure)] > [Edge (Edges)] をクリックします。
  • ライセンスを各 Edge に割り当てるには、Edge へのリンクをクリックし、[Edge の概要 (Edge Overview)] ページの [プロパティ (Properties)] セクションでライセンスを選択します。Edge を選択し、[Edge ライセンスの割り当て (Assign Edge License)] をクリックして、ライセンスを割り当てることもできます。
  • ライセンスを複数の Edge に割り当てるには、該当の Edge を選択し、[Edge ライセンスの割り当て (Assign Edge License)] をクリックして、ライセンスを選択します。

サブスクリプションに対して適切なライセンス タイプが表示されない場合は、サポート パートナーに連絡して、ライセンスをエンタープライズに割り当てるように依頼してください。パートナーが正しいライセンス タイプを見つけられない場合、またはエンタープライズが VMware によって直接管理されている場合は、VMware SD-WAN サポートにお問い合わせください。正しいライセンス タイプが使用可能になるまで、別のライセンス タイプを一時的に割り当てることができます。適切なライセンス タイプは、使用可能になった時点で割り当てる必要があります。

誤った Edge ライセンス タイプを選択すると、エンタープライズのアクティベーション レポートの内容が正しくなくなり、ライセンスの割り当てがカスタマーの購入と一致しなくなる場合があります。こうしたライセンスの不整合には、監査中にフラグが付けられます。

注: 高可用性を有効にした Edge では、アクティブ Edge と同じライセンス タイプでスタンバイ Edge が割り当てられます。

Edge ライセンス レポート

標準管理者スーパー ユーザー、標準管理者、ビジネス スペシャリスト、およびカスタマー サポート ユーザーは、エンタープライズに割り当てられたライセンスのレポートを表示および生成できます。

エンタープライズ ポータルで、 [サービス設定 (Service Settings)] > [Edge ライセンス (Edge Licensing)] の順にクリックします。

[レポートのダウンロード (Download Report)] をクリックして、ライセンスおよび関連付けられた Edge のレポートを CSV 形式で生成します。