オペレータ ユーザーの追加のプロパティを設定し、API トークンを作成できます。

オペレータ ポータルで、[オペレータ ユーザー (Operator Users)] をクリックします。オペレータ ユーザーを設定するには、ユーザー名へのリンクをクリックするか、ユーザーを選択して [アクション (Actions)] > [オペレータの変更 (Modify Operator)] をクリックします。

選択したユーザーの既存のプロパティが表示されます。必要に応じて、次の項目を追加または変更できます。

状態 (Status)

デフォルトでは、ステータスは [有効 (Enabled)] 状態になっています。[無効 (Not Enabled)] を選択すると、ユーザーはすべてのアクティブなセッションからログアウトされます。

タイプ (Type)

Orchestrator 認証でオペレータ認証モードを [ネイティブ (Native)] として選択した場合は、ユーザーのタイプが [ネイティブ (Native)] として選択されます。別の認証モードを選択した場合は、ユーザーのタイプを選択できます。ユーザーを [非ネイティブ (Non-Native)] として選択した場合、パスワードをリセットしたり、ユーザー ロールを変更したりすることはできません。

プロパティ (Properties)

ユーザーの名前、E メール ID、電話番号、携帯電話番号などの既存の詳細が表示されます。必要に応じて、ユーザーの詳細の変更、新しいパスワードの設定、既存のパスワードのリセットを行います。
  • 新しいパスワードを設定するには、現在のパスワードを [現在のパスワード (Current Password)] テキスト ボックスに正しく入力し、新しいパスワードを [新しいパスワード (New Password)] および [パスワードを確認 (Confirm Password)] テキスト ボックスに入力する必要があります。
  • 既存のパスワードをリセットするには、[パスワードのリセット (Password Reset)] をクリックします。パスワードをリセットするためのリンクを含む E メールがユーザーに送信されます。

Edge アクセス

Edge にアクセスするためにユーザーに割り当てられている、 [SSH ユーザー名 (SSH UserName)] と既存の [アクセス レベル (Access Level)] が表示されます。必要に応じて、ユーザーに別の [アクセス レベル (Access Level)] を選択できますが、 [SSH ユーザー名 (SSH UserName)] は変更できません。ユーザーの [アクセス レベル (Access Level)] を変更するには、オペレータ スーパー ユーザー ロールがあることを確認します。次のいずれかのオプションを選択してください。
  • [基本 (Basic)]:ユーザーは ping、tcpdump、pcap、リモート診断などの特定の基本的なデバッグ操作を実行できます。
  • [特権 (Privileged)]:ユーザーに root レベルのアクセス権を付与し、再始動、無効化、再起動、ハード リセット、シャットダウンなどの Edge アクションとともにすべての基本的なデバッグ操作を実行できるようにします。さらに、ユーザーは Linux シェルにアクセスできます。

ロール (Role)

ユーザー ロールの既存のタイプが表示されます。必要に応じて、ユーザーに別のロールを選択できます。ロールの権限がこれに応じて変更されます。

API トークン (API Tokens)

ユーザーは、セッションベースの認証ではなく、トークンを使用して Orchestrator API にアクセスできます。オペレータ スーパー ユーザーは、カスタマーの API トークンを管理できます。ユーザーに対して複数の API トークンを作成できます。

エンタープライズ読み取り専用ユーザーと MSP ビジネス スペシャリスト ユーザーの場合、トークンベースの認証は有効になっていません。

デフォルトでは、API トークンは有効になっています。これらを無効にするには、オペレータ ポータルの [システム プロパティ (System Properties)] に移動し、システム プロパティ session.options.enableApiTokenAuth の値を [False] として設定します。

API トークンの設定 (Configure API Tokens):

ユーザーは、自分のユーザー ロールに割り当てられている権限に基づいてトークンを作成できます。ただし、エンタープライズ読み取り専用ユーザーと MSP ビジネス スペシャリスト ユーザーを除きます。

ユーザーは、ロールに基づいて次のアクションを実行できます。

  • エンタープライズ ユーザーは、トークンの作成、ダウンロード、および取り消しを行うことができます。
  • エンタープライズ ユーザーが権限をオペレータに委任した場合、オペレータ スーパー ユーザーは、他のオペレータ ユーザーおよびエンタープライズ ユーザーのトークンを管理できます。
  • エンタープライズ スーパー ユーザーは、そのエンタープライズ内のすべてのユーザーのトークンを管理できます。
  • ユーザーは自分自身のトークンのみをダウンロードでき、他のユーザーのトークンをダウンロードすることはできません。
  • スーパー ユーザーは、他のユーザーのトークンの作成と取り消しのみを実行できます。

API トークンを管理するには、次の手順を実行します。

  • [API トークン (API Tokens)] セクションで [アクション (Actions)] > [新規 API トークン (New API Token)] をクリックして、新しいトークンを作成します。
  • [新規 API トークン (New API Token)] 画面で、トークンの [名前 (Name)][説明 (Description)] を入力し、ドロップダウン メニューから [有効期間 (Lifetime)] を選択します。

  • [作成 (Create)] をクリックすると、[API トークン (API Tokens)] グリッドに新しいトークンが表示されます。
  • 最初に、トークンのステータスは [保留中 (Pending)] として表示されます。トークンをダウンロードするには、トークンを選択し、[アクション (Actions)] > [API トークンをダウンロード (Download API Token)] をクリックします。ステータスが [有効 (Enabled)] に変わります。これは API トークンを API アクセスに使用できることを意味します。
  • トークンを無効にするには、トークンを選択し、[アクション (Actions)] > [API トークンを取り消す (Revoke API Token)] をクリックします。トークンのステータスは [取り消し済み (Revoked)] として表示されます。
  • トークンの有効期間が過ぎると、ステータスは [期限切れ (Expired)] に変わります。

トークンに関連付けられているユーザーのみがトークンをダウンロードでき、ダウンロード後にトークンの ID のみが表示されます。トークンをダウンロードできるのは 1 回だけです。

トークンをダウンロードすると、ユーザーは、それを Orchestrator API にアクセスするための要求の認証ヘッダーの一部として送信できます。

次の例は、API にアクセスするコードのサンプル スニペットを示しています。

curl -k -H "Authorization: Token <Token>"
  -X POST https://vco/portal/
  -d '{ "id": 1, "jsonrpc": "2.0", "method": "enterprise/getEnterpriseUsers", "params": { "enterpriseId": 1 }}'

設定と API トークンを変更した後、[変更の保存 (Save Changes)] をクリックします。

同様に、追加のプロパティを設定し、パートナー管理者、エンタープライズ カスタマー、およびパートナー カスタマーの API トークンを作成できます。詳細については、以下を参照してください。
  • VMware SD-WAN 管理ガイド』の「管理者ユーザーの設定」セクション
  • VMware SD-WAN パートナー ガイド』の「パートナー管理者ユーザーの設定」セクション