VMware SD-WAN Gateway は Gateway の分散ネットワークであり、世界中に、またはサービス プロバイダのオンプレミスに展開されており、拡張性、冗長性、およびオンデマンドの柔軟性を提供します。SD-WAN Gateway は、すべてのアプリケーション、ブランチ、データセンターへのデータ パスを最適化するとともに、クラウドとの間でネットワーク サービスを提供する機能も備えています。

デフォルトでは、SD-WAN Orchestrator をインストールするときに、[gateway-1] および [gateway-2] という名前の Gateway を使用できます。必要に応じて、追加の Gateway を作成できます。

Gateway 管理アクセスが有効になっているパートナー スーパー ユーザーと管理者は、パートナーによって作成された Gateway、またはオペレータによって作成されたパートナー管理 Gateway を作成、管理、および削除できます。パートナー IT サポート ユーザーは、設定された Gateway のみを表示できます。

パートナーの Gateway 管理アクセスが無効になっている場合、パートナーには設定された Gateway に対する読み取り専用権限のみが付与されます。Gateway 管理アクセスを要求するには、パートナーがオペレータ スーパー ユーザーに問い合わせる必要があります。
注: Gateway 機能は、パートナー ビジネス スペシャリスト ユーザーではサポートされていません。
Gateway を管理するには、次の手順を実行します。
  1. パートナー スーパー ユーザーまたは管理者ユーザーとして Orchestrator にログインします。

  2. 新しい Orchestrator UI で、[Gateway 管理 (Gateway Management)] タブをクリックし、左側のナビゲーション ペインで [Gateway (Gateways)] に移動します。

    [Gateway (Gateways)] ページが表示されます。

特定の Gateway を検索するには、[Gateway (Gateways)] ボックスに関連する検索テキストを入力します。詳細検索の場合は、[検索 (Search)] ボックスの横にあるフィルタ アイコンをクリックし、特定の条件で結果をフィルタリングします。

[ノード分布地図 (Map Distribution)] セクションは、マップ上の Gateway を表示するために使用されます。[+] ボタンと [-] ボタンをクリックして、マップをズームインおよびズームアウトできます。

[Gateway (Gateways)] テーブルには、既存の Gateway と次のオプションが表示されます。

フィールド 説明
名前 (Name) Gateway の名前
状態 (Status)
mgd によって Orchestrator に送信された定期的なハートビートの成功または失敗を反映し、データ プレーンと制御プレーンの状態を示すものではありません。次のような状態があります。
  • [接続中 (Connected)]:Gateway は Orchestrator に正常にハートビートを送信しています。
  • [劣化 (Degraded)]:Orchestrator は 1 分以上 Gateway からメッセージを受け取っていません。
  • [オフライン (Offline)]:Orchestrator は 2 分以上 Gateway からメッセージを受け取っていません。
CPU 最後のハートビートの時点でのシステム内のすべてのコアの平均 CPU 使用率。
メモリ (Memory) 最後のハートビートの時点で psutil.phymem_usage によって報告された、システム内のすべてのプロセスによる物理メモリの使用率。これは、[free] コマンドを使用したメモリ使用率の見積りに似ています。
Edge 最後のハートビートの時点で Gateway に接続されている Edge の数
注: Edge の数の横にある [表示 (View)] をクリックして、Gateway に割り当てられているすべての Edge と、Orchestrator での Edge のオンライン/オフライン状態を表示します。このオプションでは、Gateway に実際に接続されている Edge は表示されません。
サービスの状態 (Service State) Gateway のユーザーが設定したサービス状態と、新しい Edge に割り当てる資格があるかどうかを示します。
IP アドレス (IP Address) Edge のパブリック WAN リンクが Gateway への接続に使用するパブリック IP アドレス。この IP アドレスは、Gateway を一意に識別するために使用されます。Gateway が IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方に対応できる場合、この列には両方の IP アドレスが表示されます。
場所 (Location) GeoIP(デフォルト)またはユーザーによって手動で入力された Gateway の場所。これは、Gateway の Edge への地理的な割り当てに使用され、検証が必要です。

[Gateway (Gateways)] ページでは、次のアクティビティを実行できます。

  • [新規 Gateway (New Gateway)]:新しい Gateway を作成します。新しい Orchestrator UI を使用した新しい Gateway の作成を参照してください。
  • [Gateway の削除 (Delete Gateway)]:選択した Gateway を削除します。エンタープライズ カスタマーによってすでに使用されている Gateway を削除することはできません。
  • [サポート リクエスト (Support Request)] – サポート リクエストの発行方法が記載されたナレッジベースの記事にリダイレクトされます。