Gateway ルート テーブルは 5.2 リリースの新機能で、SD-WAN Gateway のルーティング情報の包括的なビューを提供し、学習されたルートと静的に設定されたルートの両方を含む、Gateway で認識されるルート(最大 16,000 個)を表示します。

5.2 リリースでは、Gateway ルート テーブルが導入されています。Gateway ルート テーブルには、ネットワーク プレフィックスとマスク設定、フラグ、メトリックなど、各ルートに関する重要な情報が表示されます。Gateway ルート テーブルはリアルタイムで更新され、Gateway のルーティング情報を最新の状態で表示できます。これは、ルーティングの問題を診断し、ルーティング ポリシーを最適化するために使用できます。

Gateway ルート テーブルにアクセスするには、次の手順を実行します。

エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスで、次の図に示すように [監視 (Monitor)] > [ルーティング (Routing)] > [Gateway ルート テーブル (Gateway Route Table)] をクリックします。

注: Gateway WebSocket 接続が同じセッションの 2 つのタブで開かれている場合、または 5 分間のアイドル時間が発生した場合、WebSocket 接続は終了し、再接続を求められます。
Gateway ルート テーブルのフィールドの説明については、以降の表を参照してください。
表 1. Gateway ルート テーブルの説明
フィールド 説明
ネットワーク プレフィックス ルートの宛先アドレス。ルートが適用されるネットワークを指定します。
ネットワーク マスク BGP ルートによって伝送されるプレフィックスを表示します。
タイプ (Type) ルートのタイプを示します。
  • edge2edge:Edge から受信したリモート ルート。
  • datacenter:NSD BGP ルート。
  • cloud:PG BGP ルート。
ピア名 ルートを学習した BGP ピアの名前を示します。
到達可能 (Reachable) ルートが到達可能かどうかを示します。ルートが到達可能である場合は、パケットの転送に使用できます。
メトリック (Metric) 特定のルートを使用するコストを表す値。値が低いほど、コストが低くなります。
プリファレンス アウトバウンド トラフィックの優先パスに影響を与えるために使用される値。値が低いほど、より優先されるルートを示します。
フラグ フラグは次のとおりです。
  • B BGP
  • D DCE
  • L LAN SR
  • C Connected
  • O External
  • W WAN SR
  • S SecureEligible
  • s self
  • r recursive
  • H HA
  • m Management
  • n nonVelocloud
  • v ViaVeloCloud
  • A RouterAdvertisment
  • c CWS
  • a RAS
  • M MTGRE
  • I IPSec
経過時間 ルートが最後に更新されてから経過した時間を示します。
C タグ マルチテナント環境でルートが属するカスタマーを識別するために使用されます。
CSV [CSV] ボタンをクリックして、Excel シートにデータをエクスポートします。