Orchestrator には、このセクションで概説する高可用性トポロジを使用して展開されたサイトに対する特別な監視が含まれています。
概要
- エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスでは、 タブに次の 2 つの HA 固有の機能強化が含まれるようになりました。
- WAN リンク情報には、リンクが関連付けられている HA Edge がシリアル番号によって示されます。これは、拡張 HA 展開で特に重要です。
- HA インターフェイスの状態。
- HA Edge サイトがフェイルオーバーした場所を示す タブの HA 固有のフェイルオーバー バー。
- スタンバイ Edge の監視情報のための新しい タブ。
[監視 (Monitor)] > [Edge] > [概要 (Overview)] タブの高可用性固有の情報
エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスで、 タブに移動すると、高可用性で展開されたサイトには HA 展開に固有の情報が追加されています。
- [リンクの状態 (Link Status)] セクションには、接続されている各 WAN リンクに [デバイス シリアル番号 (デバイス状態) (Device Serial No (Device State))] 列が含まれています。この列には、その WAN リンクに関連付けられた Edge のシリアル番号と、その Edge の HA 状態(アクティブまたはスタンバイ)が含まれます。この情報は、WAN リンクが異なる HA Edge に一意に関連付けられている拡張 HA 展開で役に立ちます。これにより、アクティブ Edge 上で確認するのと同じようにスタンバイ Edge 上でも WAN リンクの状態を確認できるようになります。
- [概要 (Overview)] タブには、[HA インターフェイスの状態 (HA Interface Status)] セクションが追加されました。ここには、IP アドレス、インターフェイスの状態(稼動またはダウン)、インターフェイス(HA タイプ)が含まれます。
[システム (System)] タブの高可用性フェイルオーバー バー
エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスで、 タブに移動すると、高可用性で展開されたサイトには、HA フェイルオーバーが発生したときに最もよく使用される追加機能があります。HA フェイルオーバーが発生すると、Orchestrator はフェイルオーバーのポイントを示す垂直バーを表示します。
[CPU 使用率 (CPU Utilization)] グラフで、ユーザーがバーにマウスを置くと、フェイルオーバーがいつ発生したかがバーに示されます。このフェイルオーバー バーは、アクティブ Edge として機能している 各 HA Edge にシステム統計情報がどのように適用されるかを示す境界を表します。
フェイルオーバー バーの左側(前)のグラフをクリックすると、Orchestrator は、それらの統計情報の時点でアクティブな Edge を示します。この例では、フェイルオーバー前のアクティブ Edge は Edge シリアル番号 SYP5V43 でした。
フェイルオーバー バーの右側(後)のグラフをクリックすると、Orchestrator は、フェイルオーバー後の統計情報のアクティブ Edge が Edge シリアル番号 GYKJV43 であることを示します。このように、どの Edge がどのシステム値に適用されるかを常に把握できます。
[監視 (Monitor)] > [Edge] > [HA スタンバイ (HA Standby)] タブ
HA Edge がスタンバイ ロールを実行しているときのシステム健全性統計情報を表示するには、
タブをクリックします。このページには、HA サイトがフェイルオーバーをトリガし、スタンバイのロールに別の Edge が存在することを示すフェイルオーバー バーも含まれています。[HA スタンバイ (HA Standby)] タブには、ライブの [WAN インターフェイス]情報も表示されます。これは、スタンバイ Edge が一意の WAN リンクを使用している拡張 HA 展開で特に役に立ちます。
情報ボタンをクリックすると、アクティブ Edge の
タブでユーザーに表示されるものと同じレベルでスタンバイ Edge の情報を取得できます。