[オーバーレイ フロー制御 (Overlay Flow Control)] ページには、ネットワーク内のすべてのルートの概要ビューが表示されます。
4.3 リリースでは、NSD ルートの分類用に新しい NSD バケットが導入されました。新しい NSD バケットの設定ロジックは、[NSD ポリシーの使用 (Use NSD policy)] が [分散コスト計算 (Distributed Cost Calculation)] とともに有効になっている場合にのみ適用されます。[NSD ポリシーの使用 (Use NSD policy)] は、[分散コスト計算 (Distributed Cost Calculation)] を有効にした後でのみ有効にできます。
Edge、ハブ、Partner Gateway、および Edge/Gateway 経由の Non SD-WAN Destination のグローバル ルーティング設定と広報アクションを表示および編集できます。
エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスで、 の順にクリックします。
- エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスで、 の順にクリックします。
[オーバーレイ フロー制御 (Overlay Flow Control)] ページには、次の詳細情報が表示されます。
オプション 説明 優先 VPN 出口 (Preferred VPN Exits) トラフィックをルーティングする宛先の優先順位を表示します。 グローバル広報フラグ (Global Advertise Flags) スタティック ルート、接続ルート、内部ルート、外部ルート、およびアップリンク ルートの広報アクションを表示します。 ルートのリスト すべてのルートを表示します。特定のサブネットの [優先 VPN 終了 (Preferred VPN Exits)] の順序を変更するには、[オーバーレイ フロー制御 (Overlay Flow Control)] ページで [Edge サブネット (Edge Subnet)] をクリックします。 - [オーバーレイ フロー制御 (Overlay Flow Control)] ページで、次の設定を行います。
- [編集 (Edit)] - クリックして優先順位と広報アクションを更新します。グローバル ルーティングの設定を参照してください。
- [ルートの更新 (Refresh Routes)] - このオプションは、オペレータによって [分散コスト計算 (Distributed Cost Calculation)] が有効になっている場合にのみ使用できます。デフォルトでは、Orchestrator は動的ルートの学習にアクティブに関与しています。Edge と Gateway は、Orchestrator を使用して初期ルート設定を計算し、その結果を Edge および Gateway に戻します。[分散コスト計算 (Distributed Cost Calculation)] 機能を使用すると、ルートのコスト計算を Edge および Gateway に分散できます。IPv4 の場合、このオプションは、オペレータによって [分散コスト計算 (Distributed Cost Calculation)] 機能が有効になっている場合にのみ使用できます。IPv6 の場合、デフォルトで、[分散コスト計算 (Distributed Cost Calculation)] が有効になっています。オペレータは IPv6 のこの機能をオフにできません。
[分散コスト計算 (Distributed Cost Calculation)] の詳細については、『VMware SD-WAN オペレータ ガイド』の「[分散コスト計算の設定]」セクションを参照してください。この文書は https://docs.vmware.com/jp/VMware-SD-WAN/index.html で入手できます。
注: [分散コスト計算 (Distributed Cost Calculation)] を有効にするには、サポート パートナーに確認してください。 VMware によって直接サポートされている場合は、 サポート チームに連絡してください。
- [YES] と入力し、[ルートの更新 (Refresh Routes)] をクリックすると、Edge と Gateway は学習されたルート コストを再計算し、その結果を Orchestrator に送信します。また、[オーバーレイ フロー制御 (Overlay Flow Control)] の変更は、新しいルートおよび既存の学習済みルートに即座に適用されます。
ルートを更新すると、カスタマー エンタープライズはネットワークに次のような影響を与えます。
- すべてのローカルの動的ルートが更新され、これらのルートの設定および広報アクションが更新されます。この更新された情報は、Gateway、Orchestrator、および最終的にエンタープライズ全体に広報されます。これにより、ルーティング テーブルが更新されます。そのため、すべてのサイトのトラフィックに一時的な影響があります。
- これらのルートを使用している既存のフローは、ルーティング エントリの変更の影響を受ける可能性があります。
注: カスタマー エンタープライズへの影響を最小限に抑えるため、 [ルートの更新 (Refresh Routes)] はメンテナンス ウィンドウで使用することをお勧めします。 - [VRF グローバル ルーティング設定 (VRF Global Routing Preferences)] – このオプションで、グローバル ルーティング設定の編集、アクションの広報、トラフィックのルーティング先の優先順位の変更を行うことができます。
- [優先 VPN 出口 (Preferred VPN Exits)] をクリックして、VPN 出口に優先順位を付けます。
[編集 (Edit)] をクリックして、[上]矢印と[下]矢印を使用して優先順位を変更します。
- [グローバル広報フラグ (Global Advertise Flags)] セクションで、関連するチェック ボックスを選択してルートの広報アクションを変更します。
- [優先 VPN 出口 (Preferred VPN Exits)] をクリックして、VPN 出口に優先順位を付けます。
- [ルート リスト (Routes List)] – このセクションには、サブネット内の学習済みルートが表示されます。[IPv4] または [IPv6] タブをクリックして、対応するサブネットを表示できます。次の図は、IPv6 サブネットを示しています。詳細については、「サブネットの設定」を参照してください。
[オーバーレイ フロー制御 (Overlay Flow Control)] ウィンドウの下部に、サブネットが表示されます。サブネットの優先する宛先に優先順位を付け、学習したルート設定を固定または固定解除できます。サブネットの詳細については、サブネットの設定を参照してください。