複製を開始するには、インストールされた SASE Orchestrator の 2 つのインスタンスが必要です。

  • 選択したスタンバイが STANDBY_CANDIDATE 状態になり、アクティブなサーバによって設定できるようになります。
  • その後、アクティブ サーバにはスタンバイのアドレスと認証情報が付与され、ACTIVE_CONFIGURING の状態になります。
STANDBY_CONFIG_RQST がアクティブからスタンバイに変わると、2 台のサーバは状態の移行を通じて同期します。
ディザスタ リカバリ (DR) を確立する必要がある 2 つの Orchestrator は同じ時刻である必要があります。 SASE Orchestrator レプリケーションを開始する前に、次の NTP 設定を確認してください。
  • Gateway のタイム ゾーンは [Etc/UTC] に設定する必要があります。次のコマンドを使用して NTP タイム ゾーンを表示します。
    vcadmin@vcg1-example:~$ cat /etc/timezone
    Etc/UTC
    vcadmin@vcg1-example:~$ 
    

    タイム ゾーンが正しくない場合は、次のコマンドを使用してタイム ゾーンを更新します。

    echo "Etc/UTC" | sudo tee /etc/timezone
    sudo dpkg-reconfigure --frontend noninteractive tzdata
    
  • NTP オフセットは 15 ミリ秒以下である必要があります。次のコマンドを使用して NTP オフセットを表示します。
    sudo ntpqvcadmin@vcg1-example:~$ sudo ntpq -p
         remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
    ==============================================================================
    *ntp1-us1.prod.v 74.120.81.219    3 u  474 1024  377   10.171   -1.183   1.033
     ntp1-eu1-old.pr .INIT.          16 u    - 1024    0    0.000    0.000   0.000
    vcadmin@vcg1-example:~$ 
    

    オフセットが正しくない場合は、次のコマンドを使用して NTP オフセットを更新します。

    sudo systemctl stop ntp
    sudo ntpdate <server>
    sudo systemctl start ntp
  • デフォルトでは、NTP サーバのリストは、/etc/ntpd.conf ファイル内で設定されます。DR を確立する必要がある Orchestrator には、デフォルトの NTP サーバにアクセスするためのインターネットが必要です。また、両方の Orchestrator で時刻が同期されている必要があります。また、環境内で実行されているローカル NTP サーバを使用して時刻を同期することもできます。