SASE Orchestrator 診断バンドルは、SASE Orchestrator のトラブルシューティングをするための診断情報のコレクションです。Orchestrator のオンプレミス インストールでは、オペレータは Orchestrator ユーザー インターフェイスから SASE Orchestrator 診断バンドルを収集し、それをオフライン分析やトラブルシューティングのために VMware のサポート チームに提供することができます。
session.options.enableBastionOrchestrator
を
[True] に設定して、
[診断 (Diagnostics)] タブを表示します。
SASE Orchestrator 診断のトラブルシューティングに使用可能なオプションは次のとおりです。
- [診断バンドル (Diagnostic Bundles)]:診断バンドルを要求してダウンロードします。
- [データベース統計情報 (Database Statistics)]:診断バンドルからの情報の一部が読み取り専用アクセスで表示できます。
診断バンドル
診断バンドルにアクセスするには、次の手順を実行します。
- オペレータ ポータルで、[Orchestrator] タブをクリックします。
- 左側のナビゲーション ペインで、[診断 (Diagnostics)] をクリックします。
[診断バンドル (Diagnostic Bundles)] ページに既存の診断バンドルが表示されます。
Orchestrator 診断テーブルのグリッドには、次の情報が含まれています。
フィールド | 説明 |
---|---|
[要求の状態 (Request Status)] | 要求の状態は次のとおりです。
バンドルのダウンロードが完了していない場合は、[進行中 (In Progress)] 状態が表示されます。 |
[生成の理由 (Reason for Generation)] | 診断バンドルを生成するための具体的な理由。[診断バンドルの要求 (Request Diagnostic Bundle)] ボタンをクリックして、バンドルの説明を含めます。 |
[ユーザー (User)] | SD-WAN Orchestrator にログインしている個人。 |
[生成日時 (Generated)] | 診断バンドル要求が送信された日時。 |
[クリーンアップ日の更新] | デフォルトの [クリーンアップ日 (Cleanup Date)] は生成日から 3 か月後になります。その後、バンドルが自動的に削除されます。クリーンアップ日を延期する場合、[バンドル] を選択してから、このオプションをクリックして、必要な変更を行います。詳細については、次の[クリーンアップ日の更新]セクションを参照してください。 |
[診断バンドルの要求 ]
新しい診断バンドルを生成するには、次の手順を実行します。
- [診断バンドルの要求 (Request Diagnostic Bundle)] ボタンをクリックします。
- [診断バンドルの要求 (Request Diagnostic Bundle)] ダイアログで、生成の理由を入力します。
フィールド 説明 生成の理由 (Reason for Generation) オプションとして、バンドルを生成する理由を入力できます。 - [送信 (Submit)] をクリックします。
[診断バンドル (Diagnostic Bundles)] ページには、生成されるバンドルの詳細と状態が表示されます。
特定の診断バンドルを検索するには、[検索 (Search)] ボックスに関連する検索テキストを入力します。詳細検索の場合は、[検索 (Search)] ボックスの横にあるフィルタ アイコンをクリックし、特定の条件で結果をフィルタリングします。
[バンドルのダウンロード]
生成された診断バンドルをダウンロードして、Orchestrator のトラブルシューティングを行うことができます。
生成されたバンドルをダウンロードするには、[要求の状態 (Request Status)] 列で必要なチェック ボックスをオンにして、[バンドルのダウンロード (Download Bundle)] をクリックします。バンドルは ZIP ファイルとしてダウンロードされます。
データをデバッグするために、ダウンロードしたバンドルを VMware サポートの担当者に送信できます。
[クリーンアップ日の更新]
完了したバンドルは、[クリーンアップ日 (Cleanup Date)] という列に表示されている日付に自動的に削除されます。
- 生成されたバンドルのクリーンアップ日を更新するには、[要求の状態 (Request Status)] 列の必要なチェック ボックスをオンにして、[クリーンアップ日の更新 (Update Cleanup Date)] をクリックします。
- [クリーンアップ日の更新 (Update Cleanup Date)] ポップアップ ウィンドウで、選択したバンドルを削除する日付を選択して、[更新 (Update)] をクリックします。
- [永続的に保持 (Keep Forever)] チェック ボックスをオンにして、バンドルを保持し、バンドルが自動的に削除されないようにします。
Orchestrator 診断テーブルのグリッドが更新され、[クリーンアップ日 (Cleanup Date)] への変更が反映されます。
[削除]
バンドルを手動で削除するには、[要求の状態 (Request Status)] 列の必要なチェックボックスをオンにして、[削除 (Delete)] をクリックします。
データベース統計情報
[データベース統計情報 (Database Statistics)] タブには、診断バンドルからの情報が読み取り専用アクセスで表示できます。これを表示するには、ウィンドウの上部にある [データベース統計情報 (Database Statistics)] オプションをクリックします。
さらに情報が必要な場合は、[診断バンドル (Diagnostic Bundles)] タブに移動して診断バンドルを要求し、ローカルにダウンロードします。
[データベース統計情報 (Database Statistics)] タブには、次の情報が表示されます。
フィールド | 説明 |
---|---|
データベース サイズ (Database Sizes) | Orchestrator データベースのサイズ。 |
データベース テーブル統計情報 (Database Table Statistics) | Orchestrator データベース内のすべてのテーブルの詳細な統計情報。 |
データベース ストレージ情報 (Database Storage Info) | マウントされた場所のストレージの詳細情報。 |
データベース プロセス リスト (Database Process List) | 実行時間が長い SQL クエリのトップ 20 件のレコード。 |
データベース状態変数 (Database Status Variable) | MySQL サーバの状態変数 |
データベース システム変数 (Database System Variable) | MySQL サーバのシステム変数。 |
データベース エンジンの状態 (Database Engine Status) | MySQL サーバの InnoDB エンジンの状態。 |