このテストの目的
このテストを実行すると、デバイスに関連付けられている BGP ネイバーが表示されます。
このテストをいつ実行できるか
BGP ネイバーの稼動の有無と、ネイバーの詳細を確認するときに、このテストを実行します。手順については、Edge でのリモート診断テストの実行を参照してください。
テスト出力で確認する内容
必要な Edge で
[BGP サマリの表示 (Show BGP Summary)] テストを実行します。テストの出力例は次のとおりです。
出力で次のことを確認します。
- [Neighbor]:設定でピアに使用したピア IP アドレスが表示されます。
- [V]:デバイスで実行されている BGP のバージョンを示します。
- [AS]:リモート ピアの AS パスを示します。
- [MsgRcd]:BGP がピアから受信したパケット数を示します。
- [Msg Sent]:BGP がピアに送信したパケット数を示します。
- [TblVer]:BGP テーブルの現在のバージョンが変更された場合は、その詳細を示します。
- [Inq]:ピアから受信するキュー内のパケット数を示します。
- [outq]:ピアに送信されるキュー内外のパケット数を示します。
- [State/Pfx rcd]:
状態 説明 アイドル (Idle) BGP リソースはルーターによって初期化されます。BGP 受信接続の試行は拒否されます。BGP はピアへの TCP 接続を開始します。 接続 (Connect) BGP はスリーウェイ ハンドシェイクの完了を待機します。成功すると、OPEN メッセージがピアに送信され、BGP が OpenSent 状態に移行します。失敗した場合、BGP は有効な状態を継続します。ただし、ConnectRetry の有効期限が切れると、BGP はこの状態のままになり、タイマーがリセットされ、新たなスリーウェイ ハンドシェイクが開始されます。 アクティブ (Active) ConnectRetry タイマーがリセットされ、BGP が接続状態に戻ります。 OpenSent BGP はピアからの OPEN メッセージを待機します。受信すると、BGP は OpenConfirm 状態に移行します。 OpenConfirm BGP はピアからのキープアライブ メッセージを待機します。タイムアウト前にメッセージを受信すると、BGP は Established 状態に移行します。それ以外の場合、BGP は Idle 状態に移行します。 確立済み (Established) ピア同士で UPDATE メッセージを交換できます。UPDATE メッセージ内にエラーがある場合、BGP ピアは NOTIFICATION メッセージを送信し、Idle 状態になります。 注: その他の状態の場合に表示される数値は、BGP がピアから受信したサブネットの数を表します。