[オーバーレイ フロー制御 (Overlay Flow Control)] ウィンドウで、サブネット内の学習済みルートの宛先の優先順位を更新できます。

手順

  1. エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスで、[設定 (Configure)] > [オーバーレイ フロー制御 (Overlay Flow Control)] の順にクリックします。
  2. [オーバーレイ フロー制御 (Overlay Flow Control)] ウィンドウの [ルートのリスト (Routes List)] セクションには、次の図と表に示すように、サブネットと以下の詳細が表示されます。
    オプション 説明
    セグメント (Segment) セグメント名。
    サブネット (Subnet) ルートが対応するネットワークが、ルートを学習した Edge のリストとともに表示されます。
    優先 VPN 出口 (Preferred VPN Exits) 別のブランチがサブネットにアクセスできるルート。
    ルート タイプ (Route Type) ルートのタイプが表示されます。これは、スタティック、接続済み、学習済みのいずれかになります。
    最終更新日時 (Last Update) 優先 VPN 出口の最終更新日時。
    作成日 (Created On) ルートが作成された日時。
    IPv4 サブネット
    対象 VPN 出口
    注: IPv4 および IPv6 アドレスの両方のサブネットを設定できます。

    現在、API 呼び出し要求では最大 256 個のサブネット プレフィックスを表示できます。[フィルタ (Filter)] オプションを使用して特定のサブネット プレフィックスを検索できます。サーバが返すことができる以上の結果がある場合、次の情報メッセージが表示されます。「サーバが返すことができる以上の結果があります。検索条件を絞り込んでください。」

    1 つ以上のサブネットを選択し、 [詳細 (MORE)] をクリックして次のアクティビティを実行します。
    • [学習したルート設定を固定 (Pin Learned Route Preference)] - 選択した学習済みルートの設定を固定します。
    • [学習したルート設定の固定解除 (Unpin Learned Route Preference)] - 選択した学習済みルートの設定を固定解除してデフォルト設定にリセットします。
    • [学習済みルートの削除 (Delete Learned Routes)] – 学習済みルートを削除します。このオプションは、接続されたルート、スタティック ルート、オーバーレイ フロー制御からのルート、および Edge ルート テーブルからのルートを削除しません。このオプションは、[分散コスト計算の設定 (Configure Distributed Cost Calculation)] がオフになっている場合にのみ使用できます。
  3. [サブネットの編集 (Edit Subnet)] オプションをクリックして、優先する宛先の優先順位を変更します。
    1. [サブネット (Subnet)] ウィンドウで、宛先を [対象 VPN 出口 (Eligible VPN Exits)] から [優先 VPN 出口 (Preferred VPN Exits)] に移動できます(その逆の移動も可能)。
    2. [優先 VPN 出口 (Preferred VPN Exits)] パネルで、[上向き]および[下向き]矢印をクリックして優先順位を変更し、[更新 (Update)] をクリックします。
    3. 使用可能なピン留めルートがある場合は、サブネットのコスト計算をリセットできます。[リセット (Reset)] をクリックすると、Orchestrator はピン留めされたルートをクリアし、ポリシーに基づいて選択したサブネットのコストを再計算し、結果を Edge と Gateway に送信できます。
      注: IPv4 ルートでは、 [リセット (Reset)] オプションは、 [分散コスト計算 (Distributed Cost Calculation)] が有効な場合にのみ使用できます。
      注: [リセット (Reset)] オプションは、[分散コスト計算 (Distributed Cost Calculation)] が有効な場合にのみ使用できます。

      分散コスト計算の詳細については、『VMware SD-WAN オペレータ ガイド』の「[分散コスト計算の設定]」セクションを参照してください。この文書は https://docs.vmware.com/jp/VMware-SD-WAN/index.html で入手できます。