Gateway に接続されている BGP ネイバーの詳細を表示できます。

Gateway に接続されている BGP ネイバーを表示するには、次の手順を実行します。

[手順]
  1. エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスで、[監視 (Monitor)] > [ルーティング (Routing)] > [Gateway の BGP ネイバー状態 (BGP Gateway Neighbor State)] の順にクリックします。
  2. Gateway 名をクリックすると、対応するイベントの詳細が表示されます。

    [関連する状態遷移イベント (Related State Change Events)] セクションには、選択した Gateway の状態の変更とその他の詳細が表示されます。

[Gateway の BGP ネイバー状態 (BGP Gateway Neighbor State)] タブには、BGP ネイバーに接続されている Gateway の詳細が表示されます。

注: Gateway の BGP ネイバー状態 (API: monitoring/getEnterpriseBgpPeerStatus):API の呼び出し時に Gateway の状態が「QUIESCED」、「OUT_OF_SERVICE」または「OFFLINE」の場合、ユーザー インターフェイスにはネイバーの状態が「使用不可 (Unavailable)」として表示され、現在の Gateway の状態をユーザーに示す適切なツールチップが表示されます。

[BGP 受信ルートと BGP 広報ルート]

5.2 リリースでは、BGP 受信ルートと BGP 広報ルートを使用して、Gateway の BGP ネイバー状態機能が強化されています。

BGP 受信ルート には、Gateway で選択した BGP ネイバーから受信したルート(最大 16,000 個)が表示され、ネットワークで使用可能なルーティング情報に関する貴重な判断材料が得られます。この情報は、カスタマーの展開における接続の問題のトラブルシューティングに使用できます。[BGP 広報ルート (BGP Advertised Routes)] には、選択した BGP ネイバーに対して広報されているすべてのルートが表示され、ネットワーク内の宛先への到達に使用されているルートを可視化できます(前の段落の上の図を参照)。

BGP 受信ルートと広報ルート テーブルのフィールドの詳細な説明については、以降の表を参照してください。

表 1. BGP 受信ルートと BGP 広報ルート
状態コード BGP ルートのステータス コードを次のように表示します。
  • * 有効
  • > 最高
  • = マルチパス
  • i 内部
ネットワーク プレフィックス/マスク BGP ルートによって伝送されるプレフィックスを表示します。
ネクスト ホップ (Next Hop) BGP が BGP プレフィックスに到達するために使用するネクスト ホップ IP アドレスを表示します。
メトリック (Metric) ルートに関連付けられている MED(Multi-Exit Discriminator)値を表示します。
ローカル プリファレンス (Local Preference) BGP ルーターによってルートに割り当てられたローカル設定値を表示します。
重み BGP ルーターによってルートに割り当てられた重み値を表示します。
AS パス BGP ルートによって伝送される AS-Path 番号のリストを表示します。
コミュニティ (Community) BGP ルートによって伝送されるコミュニティ属性が表示されます。
CSV CSV ボタンをクリックして、データを Excel シートにエクスポートします。