[プロファイル設定 (Profile Configuration)] ページの [ビジネス ポリシー (Business Policy)] タブを使用して、ビジネス ポリシー ルールを設定できます。必要に応じて、Edge レベルでプロファイル ビジネス ポリシー ルールを上書きすることもできます。

ビジネス ポリシー ルールがセグメントに対応するようになりました。設定が可能なすべてのセグメントが、画面の上部にある [セグメント (Segment)] ドロップダウン メニューに表示されます。デフォルトでは、[グローバル セグメント [正規] (Global Segment [Regular])] セグメントが選択されています。[セグメント (Segment)] ドロップダウン メニューから設定するセグメントを選択すると、そのセグメントに関連付けられている設定とオプションが、[ビジネス ポリシーの設定 (Configure Business Policy)] 領域に表示されます。詳細についてはセグメントの設定を参照してください。

[プロファイル用のビジネス ポリシーの設定]
注: カスタマー サポート権限を持つユーザー ID を使用してログインしている場合は、 SASE Orchestrator オブジェクトのみを表示できます。新しいオブジェクトを作成したり、既存のオブジェクトを設定/更新したりすることはできません。

ビジネス ポリシーの設定に基づいて、VMware は使用されているトラフィックを調べ、アプリケーションの動作、特定のアプリケーションに必要なビジネス サービスの目標(高、中、低)、Edge WAN リンクの条件を特定します。これに基づいて、ビジネス ポリシーは、キューイング、帯域幅の使用率、リンク ステアリング、ネットワーク エラーの軽減を推進するアプリケーションの動作を最適化します。

前提条件

  • ネットワーク デバイスで IP アドレスの詳細が設定されていることを確認します。
  • エンタープライズ ユーザーが [カスタマイズ可能な QoE (Customizable QoE)] 設定を行うには、オペレータ スーパー ユーザーは、[グローバル設定 (Global Settings)] > [カスタマー設定 (Customer Configuration)] > [追加の設定 (Additional Configuration)] > [グローバル (Global)] > [機能アクセス (Feature Access)] に移動して、[カスタマイズ可能な QoE (Customizable QoE)] チェック ボックスをオンにする必要があります。

手順

  1. エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスで、[設定 (Configure)] > [プロファイル (Profiles)] の順に移動します。[プロファイル (Profiles)] ページに既存のプロファイルが表示されます。
  2. プロファイルへのリンクをクリックしてから、[ビジネス ポリシー (Business Policy)] タブをクリックします。または、[表示 (View)] リンクを [Bizポリシー (Biz. Pol)] 列で、クリックします。
  3. 次のスクリーンショットに示すように、既存の事前定義されたビジネス ポリシー ルールが表示されます。[ビジネス ポリシーの設定 (Configure Business Policy)] セクションには、ビジネス ポリシー ルールが優先順位の高い順に一覧表示されます。ネットワーク トラフィックは、その特性を特定して、特性が優先順位が最も高いルールに一致するようにして管理されます。多数のルールが事前に定義されており、[+追加 (+Add)] ボタンをクリックすると、独自のルールを追加してネットワーク操作をカスタマイズできます。
  4. 次のオプションを設定できます。
    オプション 説明
    [ビジネス ポリシー ルール (Business Policy Rules)]
    追加 (Add) クリックして新規ビジネス ポリシーを作成します。詳細については、ビジネス ポリシー ルールの作成を参照してください。
    削除 (Delete) クリックして、選択したビジネス ポリシーを削除します。
    複製 (Clone) クリックして、選択したビジネス ポリシーを複製します。
    SD-WAN トラフィック クラスの重み付けマッピング スケジューラの重みのマッピングとともに、優先度とサービス クラスを使用してトラフィック クラスを定義できます。詳細については、オーバーレイ QoS CoS マッピングを参照してください。
    [追加設定 (Additional Settings)]
    SD-WAN オーバーレイのレート制限 トンネル トラフィックのレート制限を設定できます。詳細については、Partner Gateway を使用するサービス プロバイダ向けのトンネル シェーパーを参照してください。
    カスタマイズ可能な QoE [音声][ビデオ][トランザクション]の各アプリケーション カテゴリに対して、最小および最大遅延のしきい値を 1 ミリ秒から 1000 ミリ秒の範囲で設定できます。[すべてをデフォルトにリセット (Reset All To Default)] をクリックすると、すべての値がデフォルト値にリセットされます。デフォルト値は、表の下の注に一覧表示されます。
    並べ替え 次のオプションを使用して、ビジネス ポリシー ルールを並べ替えることができます。
    • カテゴリで並べ替え
    • セグメント対応で並べ替え
    表示 [表示 (View)] ドロップダウン メニューから、以下を選択します。
    • すべてを表示 (Expand All) - すべてのビジネス ポリシー関連の詳細と設定を表示します。
    • すべてを非表示 (Collapse All) - すべてのビジネス ポリシー関連の詳細と設定を非表示にします。
    注:
    • デフォルトの遅延しきい値は次のとおりです。
      アプリケーション カテゴリ 良いから普通 普通から不良
      音声 25 65
      動画 30 65
      トランザクション 50 80
      [良いから普通 (Good to Fair)] の値は常に [普通から不良 (Fair to Bad)] の値よりも小さくする必要があります。
    • プロファイルまたは Edge の [カスタマイズ可能な QoE (Customizable QoE)] の値が変更されるたびに、[監視 (Monitor)] > [イベント (Events)] ページにイベントが作成されます。
    • [カスタマイズ可能な QoE (Customizable QoE)] 設定は、Edge バージョン 5.2.0 以降にのみ適用されます。
    • Edge のしきい値が変更されるたびに、対応する Gateway へのトンネルすべてで同じしきい値を継承します。
  5. デフォルトでは、プロファイル設定はプロファイルに関連付けられているすべての Edge に適用されます。必要に応じて、ビジネス ポリシー ルールを追加または変更し、特定の Edge のその他の設定を上書きできます。
    [Edge 用のビジネス ポリシーの設定]
    1. エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスで、[設定 (Configure)] > [Edge (Edges)] の順にクリックします。[Edge (Edges)] ページに既存の Edge が表示されます。
    2. Edge へのリンクをクリックしてから、[ビジネス ポリシー (Business Policy)] タブをクリックします。または、Edge の [ビジネス ポリシー (Business Policy)] 列で [表示 (View)] リンクをクリックすることもできます。[ビジネス ポリシーの設定 (Configure Business Policy)] ページが表示されます。
    3. 関連付けられたプロファイルから継承されたビジネス ポリシー ルールとその他の設定は、[ビジネス ポリシーの設定 (Configure Business Policy)] ページの [プロファイルからのルール (Rules From Profile)] セクションに表示されます。選択した Edge の既存のルールを編集するか、新しいルールを追加するには、[上書き (Override)] チェック ボックスをオンにします。新しいルールと上書きされたルールは、[Edge 固有のルール (Edge Overrides)] セクションに表示されます。