パートナー SD-WAN Gateway は、障害を検出して代替のパートナー SD-WAN Gateway にフェイルオーバーすることで、耐障害性を実現します。これには、パートナー SD-WAN Gateway が障害の状態を検出し、周辺のインフラストラクチャが SD-WAN Gateway 自体の障害を検出する機能が含まれます。

次の SD-WAN Gateway トポロジを考えてみます。

この図は、3 つの異なる障害ゾーンを示しています。
障害ゾーン コンポーネント 説明
1 プロバイダ Edge プロバイダ Edge は、SD-WAN Gateway に ping を送信するプロバイダ Edge ルーターから、またはプロバイダ Edge ルーターへの SD-WAN Gateway から、障害を検出できる 1 つのインスタンスです。
2 呼び出しコントローラ SD-WAN Gateway は、接続を確認するために、プロバイダ Edge ルーターまたは呼び出しコントローラに ping を送信できる必要があります。
3 WAN SD-WAN Gateway には、WAN ゾーンが使用可能な場合にのみ応答するステートフル ping レスポンダが必要です。
次の図は、 SD-WAN Gateway とプロバイダ Edge ルーターの間で発生する一般的な障害シナリオと、発生するアクティビティを示しています。

また、パートナー SD-WAN Gateway は設定可能なルート コストをサポートしているため、より柔軟な障害シナリオが可能になります。最後に、追加のハンドオフ タイプが必要です。このタイプでは、NAT と VLAN のどちらのタグもパケットに適用されず、プロバイダ Edge ルーターに渡されるだけです。