このテストの目的

ローカル WAN リンクと各ピア間の有効なトンネル パス、および Gateway 状態を確認します。

このテストをいつ実行できるか

サイト間の通信の問題やゲートウェイ トラフィックの問題が発生したときに、このテストを実行して、宛先のトンネルが稼動しているかどうかを確認します。

Edge でリモート診断テストを実行する方法については、Edge でのリモート診断テストの実行を参照してください。

テスト出力で確認する内容

テストの出力例は次のとおりです。

リモート診断の出力には、次の情報が表示されます。
フィールド 説明
WAN リンク (WAN Link) トンネルの形成に使用される WAN リンク IP アドレスを示します。
ローカル IP アドレス (Local IP) WAN リンクの物理インターフェイスの IP アドレスを示します。
リモート IP アドレス (Remote IP) トンネルの形成先のピア IP アドレスを示します。
状態 (State) トンネルの状態を示します。状態は次のいずれかになります。
  • 安定 (Stable):トンネルは稼動中で安定しています。
  • 不安定 (Unstable):トンネルでパケット ロス、ジッター、または遅延が発生しています。出力で、トンネルが不安定である原因を確認できます。
  • BW_Measurement:この状態では、両方のピアがピア間のトンネルをネゴシエートします。
  • 沈黙 (Quiet):トンネルを通過するトラフィックは認識されていません。
「安定 (Stable)」状態以外の場合は、WAN リンクの問題を確認します。
VPN VPN の状態を示します。トンネルの状態を良好に保つためには、「UP」である必要があります。
帯域幅 (tx/rx) (Bandwidth (tx/rx)) トンネルの帯域幅を示します。
遅延 (tx/rx) (Latency (tx/rx)) トンネルの遅延を示します。
ジッター (tx/rx) (Jitter (tx/rx)) トンネルのジッターを示します。
ロス (tx/rx) (Loss (tx/rx)) トンネルのパケット ロスを示します。
バイト (tx/rx) (Bytes (tx/rx)) トンネルのバイト数を MB 単位で示します。
連続稼動時間 (Uptime) トンネルの連続稼働時間を示します。
モード (Mode) トンネルのモードを次のように示します。
  • スタティック (Static):スタティック トンネルは常時、稼動しています。
  • 動的 (Dynamic):動的トンネルは通常、B2B トンネルに認識され、必要に応じて形成されます。