仮想マシンの Site Recovery Manager による保護とリカバリは制限の対象になります。
サスペンドされた仮想マシンの保護と復旧
仮想マシンをサスペンドすると、vSphere によってそのメモリ状態が作成および保護されます。仮想マシンを再開すると、保存されたメモリ状態が vSphere によって復元されるため、仮想マシンは実行しているアプリケーションとゲスト OS の処理を中断なく続行することができます。
リンク クローン仮想マシンの保護と復旧
vSphere Replicationでは、リンク クローンである仮想マシンの保護と復旧はサポートされていません。
予約、アフィニティ ルール、制限による仮想マシンの保護と復旧
Site Recovery Manager が仮想マシンをリカバリ サイトにリカバリする場合、仮想マシンに配置した予約、アフィニティ ルール、または制限は保持されません。Site Recovery Manager がリカバリ サイトの予約、アフィニティ ルール、および制限を保持しないのは、リカバリ サイトに保護サイトとは異なるリソース要件が存在する場合があるためです。唯一の例外は、[Reserve all guest memory (All locked)] 設定です(保護された仮想マシンで有効になっている場合)。
復旧された仮想マシンに予約、アフィニティ ルール、および制限を設定するには、復旧サイトのリソース プールで予約と制限を構成し、リソース プールのマッピングをそれぞれ設定します。また、復旧サイトのプレースホルダ仮想マシンで予約、アフィニティ ルール、制限を手動で設定することもできます。