リカバリ プランをテストするとき、Site Recovery Manager では、リカバリされた仮想マシンへの接続に使用するテスト ネットワークを作成できます。テスト ネットワークを作成することにより、本番環境の仮想マシンを妨害することを心配せずに、テストを実行することができます。
分離されたテスト ネットワークは固有の仮想スイッチによって管理され、ほとんどの場合、リカバリされた仮想マシンは、IP アドレスやゲートウェイなどのネットワーク プロパティを変更することなくそのネットワークを使用できます。分離されたテスト ネットワークは複数のホストに拡張できません。リカバリ プランでリカバリ中に使用するネットワークごとにテスト ネットワークを構成する必要があります。
相互に通信する必要がある仮想マシンを同じテスト ネットワークに復旧する必要があります。たとえば、Web サーバがデータベースの情報にアクセスする場合は、それらの Web サーバとデータベース仮想マシンを同じネットワークに一緒にリカバリする必要があります。
データセンター ネットワークは、リカバリ サイトの既存のネットワークです。テスト ネットワークとして使用するデータセンター ネットワークを選択できます。それを使用するため、復旧された仮想マシンはネットワーク アドレスの可用性規則に従う必要があります。これらの仮想マシンでは、ネットワークのスイッチがサービスを提供してルーティングすることが可能なネットワーク アドレスを使用する必要があり、正しいゲートウェイや DNS ホストなどを使用する必要があります。DHCP を使用するリカバリされた仮想マシンは、DHCP が適切に構成されていれば、追加のカスタマイズを行うことなくこのネットワークに接続できます。それ以外の仮想マシンでは、IP カスタマイズとそのカスタマイズに適用する追加のリカバリ プラン手順が必要になる場合があります。