オンプレミス サイトの vCenter Server に接続するように vSphere Replication アプライアンスを構成する必要があります。

現在ワークフローのステップ 3 にいることを示す図。ステップ 3 は、vSphere Replication アプライアンスの SSO への登録です。

vSphere Replication アプライアンスをデプロイしたら、仮想アプライアンス管理インターフェイス(VRMS アプライアンス管理インターフェイス)を使用して、vSphere Replication 管理サーバをオンプレミス サイトの vCenter Server に接続します。

vSphere Replication をターゲット サイトの vCenter Server に接続しないと、vSphere Replication は期待どおりに動作しません。また、vSphere Replication がリカバリ サイトに格納するレプリケートされたデータが、Storage DRS によって検出されずに、破壊される可能性があります。

前提条件

  • vSphere Replication アプライアンスがパワーオン状態であることを確認します。
  • vSphere Replication アプライアンスを構成する管理者権限があることを確認します。
  • vSphere Replication 管理サーバが、Single Sign-On サーバの時刻と同期されていることを確認します。

手順

  1. 管理者として VRMS Appliance Management インターフェイスにログインします。
    VRMS Appliance Management インターフェイスの URL は https:// vr-appliance-address:5480 です。
  2. [サマリ] をクリックし、[アプライアンスの構成] をクリックします。
  3. [Platform Services Controller] 画面で、vSphere Replication Appliance をデプロイしたサイトに関する情報を入力します。
    メニュー項目 説明
    PSC のホスト名

    vSphere Replication の登録に使用した vCenter ServerPlatform Services Controller のホスト名(小文字)または IP アドレスを入力します。

    PSC のポート

    デフォルト値である 443 を受け入れるか、Platform Services Controller が別のポートを使用している場合は新しい値を入力します。

    Platform Services Controller は HTTPS 経由の接続のみをサポートします。

    ユーザー名

    この Platform Services Controller インスタンスが属する vCenter Single Sign-On ドメインの vCenter Single Sign-On ユーザー名を入力します。このユーザー アカウントは、Platform Services Controller インスタンスの vCenter Single Sign-On 管理者グループのメンバーであることが必要です。

    パスワード

    指定された vCenter Single Sign-On ユーザー名に対するパスワード。

  4. プロンプトが表示されたら、[接続] をクリックして、Platform Services Controller 証明書を確認します。
  5. [vCenter Server] 画面で、vSphere Replication Appliance を登録するための vCenter Server インスタンスを選択し、[次へ] をクリックします。
    注意: ドロップダウン メニューには、 Platform Services Controller に登録されたすべての vCenter Server インスタンスが含まれます。拡張リンク モードを使用する環境では、他の Platform Services Controller インスタンスの vCenter Server インスタンスも含まれる場合があります。正しい vCenter Server インスタンスを選択していることを確認してください。 vSphere Replication Appliance を構成した後は、別の vCenter Server インスタンスを選択することはできません。
  6. [名前と拡張機能] 画面で、vSphere Replication アプライアンスを vCenter Server に登録するために必要な情報を入力し、ストレージ トラフィックの IP アドレスを追加します。
    メニュー項目 説明
    サイト名 vSphere Replication インターフェイスに表示されるこの vSphere Replication サイトの名前。デフォルトでは、vCenter Server のアドレスが使用されます。ペア内の vSphere Replication インスタンスごとに異なる名前を使用します。
    管理者の E メール vSphere Replication 管理者のメール アドレス。標準の vCenter Server アラームを使用して、vSphere Replication イベントの電子メール通知を構成した場合でも、この情報は必須です。
    ローカル ホスト ローカル ホストの名前または IP アドレス。IP アドレスが使用するものでない場合にのみ、値を変更します。たとえば、ローカル ホストに複数のネットワーク インターフェイスがあって、vSphere Replication アプライアンスによって検出されたものが、使用するインターフェイスでない場合などです。
    注: 使用するインフラストラクチャで IP アドレスの変更を簡単にするには、可能な限り IP アドレスではなく、完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定します。
    拡張機能 ID vSphere Replication アプライアンスの一意の識別子。拡張機能 ID はカスタマイズできません。
    ストレージ トラフィックの IP アドレス vSphere Replication サーバで受信レプリケーション データ用に使用される、仮想マシン NIC の IP アドレスです。
  7. [設定内容の確認] 画面で設定内容を確認し、[終了] をクリックします。