vSphere Replication アプライアンスには vSphere Replication サーバが含まれています。追加の vSphere Replication サーバをデプロイする場合、デプロイ中にサーバ設定が確立されます。サーバのデプロイ後に設定を変更することもできます。
vSphere Replication サーバは、デプロイ後に VRMS Appliance Management インターフェイスを通して追加構成する必要はありません。セキュリティを強化するために、vSphere Replication サーバの root パスワードを変更して、新しい証明書をインストールできます。公開鍵ベースの暗号化と認証を提供する自己署名付き証明書を使用することができますが、認証局によって署名された証明書を使用する場合に提供される保証レベルはありません。
vSphere Replication サーバの仮想アプライアンスに対してネットワーク設定を再構成することもできます。
注:
vSphere Replication は IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを使用して展開できます。IPv4 アドレスと IPv6 アドレスを持つ 1 つのアプライアンスなど、IP アドレスの混在はサポートされていません。拡張機能として登録するために、
vSphere Replication は
vCenter Server の
VirtualCenter.FQDN プロパティを参照します。
vSphere Replication に IPv6 アドレスを使用する場合、
VirtualCenter.FQDN プロパティを IPv6 アドレスまたはリテラル アドレスに解決可能な完全修飾ドメイン名に設定する必要があります。IPv6 アドレスを使用する場合、
vSphere Replication は、
vCenter Server や
ESXi ホストなど、環境内のすべてのコンポーネントに IPv6 アドレスを使用してアクセスできる必要があります。
前提条件
追加の vSphere Replication サーバがパワーオン状態であることを確認します。
手順
- サポートされているブラウザを使用して、デプロイした追加の vSphere Replication サーバの VRMS Appliance Management インターフェイスにログインします。
VRMS Appliance Management インターフェイスの URL は https://
vr-server-address:5480 です。
vSphere Replication サーバをデプロイしたときに設定した root パスワードを使用します。
- (オプション) [証明書] をクリックし、[変更] をクリックします。
- (オプション) 証明書タイプを選択します。
メニュー項目 |
説明 |
自己署名の証明書を生成 |
自動生成された証明書を使用します。
- 組織および組織単位のテキスト値を入力します。一般的には、会社名と会社内のグループの名前です。
- デフォルトの FQDN と IP アドレスの値を受け入れます。
注: 本番環境では、自己署名証明書を使用することは推奨されません。
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PKCS#12 証明書ファイルを使用 |
カスタム証明書を使用します。
- [参照] をクリックして、証明書ファイルの場所に移動し、[開く] をクリックします。証明書ファイルには証明書が 1 つのみ含まれ、その証明書と一致するプライベート キーが 1 つのみ設定されている必要があります。
- (オプション) オプションのプライベート キーの暗号化パスワードを入力します。
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CSR から生成された CA 署名付き証明書を使用 |
CSR から生成された CA 署名付き証明書を使用します。
- [証明書ファイル] 行で [参照] をクリックして、証明書ファイルの場所に移動し、[開く] をクリックします。
- (オプション) [CA チェーン] 行で [参照] をクリックして、CA チェーンの場所に移動し、[開く] をクリックします。
|
- (オプション) [変更] をクリックします。
- (オプション) vSphere Replication サーバのパスワードを変更するには、[アクセス] をクリックし、 をクリックします。
- (オプション) ネットワーク設定を変更するには、[ネットワーク] をクリックし、次に [編集] をクリックします。
- (オプション) [ホスト名と DNS] ペインで DNS を設定します。
メニュー項目 |
説明 |
DNS 設定を自動的に取得 |
ネットワークから DNS 設定を自動的に取得します。 |
DNS 設定を手動で入力 |
手動で設定した DNS アドレス設定を使用します。このオプションを選択する場合は、プライマリおよびセカンダリ DNS サーバの IP アドレスを指定する必要があります。 |
- (オプション) [eth0] ペインで、IPv4 または IPv6 プロトコル タイプを選択し、IP アドレスを設定します。
- IPv4 アドレスを設定します。
オプション |
説明 |
IPv4 設定を自動的に取得 |
ネットワークからアプライアンスの IP アドレスを取得します。 |
IPv4 設定を手動で入力 |
手動で設定した IPv4 アドレスを使用します。
- IPv4 アドレスを入力します。
- サブネット プリフィックス長を入力します。
- デフォルトの IPv4 ゲートウェイを入力します。
|
- IPv6 アドレスを設定します。
オプション |
説明 |
DHCP を使用して IPv6 設定を自動的に取得 |
DHCP を使用することで、ネットワークからアプライアンスに IPv6 アドレスを割り当てます。
注: この設定を適用するには、
vSphere Replication アプライアンスを再起動する必要があります。
|
ルーターのアドバタイズを使用して IPv6 設定を自動的に取得 |
ルーターのアドバタイズを使用することにより、ネットワークからアプライアンスに IPv6 アドレスを割り当てます。 |
固定 IPv6 アドレスを使用 |
手動で設定した固定 IPv6 アドレスを使用します。
- [アドレス] ボックスに、IPv6 アドレスとサブネット プリフィックス長を入力します。
- 追加の IPv6 アドレスを入力するには、[追加] をクリックします。
- デフォルトの IPv6 ゲートウェイを入力します。
|
- (オプション) [保存] をクリックします。
- (オプション) vSphere Replication サービスを再起動するには、 をクリックします。
- (オプション) vSphere Replication サーバ アプライアンスを再起動するには、[サマリ] をクリックし、[再起動] をクリックします。