VMware vRealize Orchestrator Plug-In for Site Recovery Manager 8.0 | 2017 年 11 月 16 日 | ビルド 7111331 VMware vRealize Orchestrator 7.3 Appliance | 2017 年 5 月 16 日 | ビルド 5521409 | リリース ノート VMware vRealize Orchestrator 7.2 Appliance | 2016 年 11 月 22 日 | ビルド 4629837 | リリース ノート VMware Site Recovery Manager 8.0 | 2017 年 11 月 16 日 | ビルド 7111331 | リリース ノート 本リリース ノートに対する追加情報およびアップデート情報を適宜確認してください。 |
リリース ノートの概要
これらのリリース ノートの内容は次のとおりです。
- VMware vRealize Orchestrator Plug-In for Site Recovery Manager 8.0 の概要
- インストールとアップグレード
- ワークフロー例
- 注意と制限
- 既知の問題
VMware vRealize Orchestrator Plug-In for Site Recovery Manager 8.0 の概要
VMware vRealize Orchestrator Plug-in for Site Recovery Manager を使用すると、Site Recovery Manager の管理者は Orchestrator の堅牢なワークフロー自動化プラットフォームを拡張することで、Site Recovery Manager インフラストラクチャの管理を合理化できます。ワークフローの作成には、Orchestrator クライアントのワークフロー エディタでドラッグ アンド ドロップ機能を使用します。Orchestrator では、このプラグインを使用して、Site Recovery Manager および Site Recovery Manager API の機能にアクセスします。事前ビルドされたワークフローが含まれているため、カスタム ワークフローの作成が簡素化されます。
インストールとアップグレード
Orchestrator Plug-In for Site Recovery Manager ソフトウェアは、Orchestrator のアプリケーション ファイルとして配布されます。
Orchestrator Plug-in for Site Recovery Manager のインストールは、必ず vRealize Orchestrator のインストールと構成が完了してから行ってください。詳細については、『VMware vRealize Orchestrator 7.3 のインストールおよび構成』ドキュメントを参照してください。
Orchestrator Plug-In for Site Recovery Manager を VMware vRealize Orchestrator 7.3 にインストールする方法の詳細については、VMware vRealize Orchestrator 7.3 のドキュメントの「新しいプラグインのインストール」のトピックを参照してください。
Orchestrator Plug-In for Site Recovery Manager をインストールしたら、Site Recovery Manager サイト上で vRealize Orchestrator インスタンスと vCenter Server インスタンスの接続を設定する必要があります。vCenter Server との接続を設定する方法については、VMware vRealize Orchestrator 7.3 のドキュメントを参照してください。
Orchestrator Plug-In for Site Recovery Manager のインストールが完了したら、次の手順に従って、vSphere Web Client で Site Recovery Manager ワークフローを確認できます。
- vSphere Web Client で [vRealize Orchestrator] > [Workflows(ワークフロー)] ビューに移動します。
- 階層を展開して、[vRO Servers(vRO サーバ)] > [vco_server] > [Library(ライブラリ)] > SRM フォルダに移動します。
Site Recovery Manager ワークフローを実行する前に、[Library(ライブラリ)] > [SRM] > [Configuration(構成)] を選択し、次のワークフローを実行して Site Recovery Manager を操作するためのプラグインを構成する必要があります。
- ローカルサイトの構成 ワークフローを実行します。
- リモートサイトの構成 ワークフローを実行します。
- リモートサイトへのログイン ワークフローを実行します。
リモート サイトの Site Recovery Manager にログインするには、Orchestrator クライアント セッションごとにリモート サイトへのログイン ワークフローを実行する必要があります。Orchestrator クライアントからログアウトすると、Orchestrator は、自動的に Site Recovery Manager からログアウトします。
Orchestrator Plug-in for Site Recovery Manager 6.5 または 6.5.1 をアップグレードするには、6.5 または 6.5.1 バージョンのプラグインをアンインストールしてから 8.0 バージョンをインストールします。
Site Recovery Manager Plug-In をアンインストールする方法の詳細については、『VMware vRealize Orchestrator のインストールと構成』ドキュメントの「プラグインのアンインストール」のトピックおよび http://kb.vmware.com/kb/2064575 のナレッジベースの記事「Uninstalling a plug-in from VMware vRealize Orchestrator 5.5.x, 6.0.x, and 7.x」を参照してください。
ワークフロー例
Orchestrator Plug-In for Site Recovery Manager の[ライブラリ] > [SRM] > [SRM サンプル] には、次のようなワークフロー例が記載されており、Orchestrator を用いた Site Recovery Manager の自動化の方法を確認できます。
- 仮想マシンの作成、保護:
- 仮想マシンを作成します。
- この仮想マシンを既存の保護グループに追加します。
注意と制限
保護サイトが利用できない場合、次のアクションを実行する際に vRealize Orchestrator ワークフローは使用できませんが、代わりに Site Recovery Manager のユーザー インターフェイスを使用できます。
- リカバリ プランの作成、または仮想マシンのリカバリ設定の変更。
- リカバリ プランへのテスト ネットワーク マッピングの追加または削除。
- 既存のリカバリ プランへの保護グループの追加または削除。
次のワークフローは VMware vRealize Orchestrator Plug-In for Site Recovery Manager 8.0 で利用できますが、このリリースではサポートされていません。
- 保護グループ
- アレイベースのレプリケーション (ABR) に使用する保護グループの作成
- データストアごとの ABR 保護グループの検出
- 未割り当ての複製されたデータストアの取得
- 保護されたデータストアのリスト
- リカバリ プラン
- 仮想マシン リカバリ設定の指定
- SRM サンプル
- ABR グループの作成、既存の仮想マシンの保護、リカバリ プランへの追加
- VCAC ワークフロー向けのプロビジョニング後の SRM 構成
- VCAC 仮想マシン プロパティに基づいたリカバリ設定の指定
- ストレージ
- 複製されたデバイスの検出
既知の問題
- N:1 共有リカバリ サイト構成内のすべてのサイトに対してユーザーが権限を持っていない場合、vRealize Orchestrator インベントリに Site Recovery Manager サイトが一切表示されない
1 つの vCenter Server インスタンスに対して、複数の Site Recovery Manager インスタンスを配置できます。すべての Site Recovery Manager インスタンスに対して権限を持っていないユーザーがローカル サイトの構成ワークフローを実行すると、vRealize Orchestrator インベントリに Site Recovery Manager サイトが一切表示されません。ユーザーが権限を持っている Site Recovery Manager サイトも表示されません。
回避策:すべての Site Recovery Manager インスタンスに対して権限を持っているユーザーが、ローカル サイトの構成ワークフローを実行します。
- N:1 共有リカバリ サイト構成内の Site Recovery Manager サイトの 1 つがダウンすると、vRealize Orchestrator インベントリに Site Recovery Manager サイトが一切表示されない
1 つの vCenter Server インスタンスに対して、複数の Site Recovery Manager インスタンスを配置できます。構成内の 1 つの Site Recovery Manager インスタンスがダウンすると、vCenter Server に関連付けられているすべての Site Recovery Manager サイトが vRealize Orchestrator インベントリに表示されなくなります。
回避策:なし。
- Site Recovery Manager インスタンスを vRealize Orchestrator に追加した後にペアリングすると、そのインスタンスに対するリモート サイトの構成ワークフローの実行が失敗する
ペアリングされていない Site Recovery Manager を vRealize Orchestrator インベントリに追加し、その後ペアリングした場合、リモート サイトの構成ワークフローを実行すると失敗します。
回避策:vRealize Orchestrator サーバを再起動します。
- ローカル サイトの構成、ローカル サイトの削除、またはリモート サイトの構成ワークフローを実行すると、リモート サイトに対する既存のセッションが無効となる
ローカル サイトの構成、ローカル サイトの削除、またはリモート サイトの構成ワークフローを実行すると、ローカル サイトとリモート サイトの間に確立されていたセッションが無効となります。
回避策:リモート サイトに再度ログインします。
Server.findAllForType(string type, string query)
メソッドを呼び出すとエラーが発生する
タイプ名のみを使用してのオブジェクト検索はできません。
type
引数のみをServer.findAllForType(string type, string query)
メソッドに渡すと、次のエラーが発生します:Unable to execute 'fetchAll' for type : … : 'java.lang.NullPointerException'
.回避策:
Server.findAllForType(string type, string query)
メソッドを呼び出す場合は、オプションのquery
引数を渡す必要があります。
例:x = Server.findAllForType(type, "");
.