更新日:2020 年 7 月 14 日 VMware Skyline Collector™ 2.5 リリース ノート | 2020 年 7 月 14 日 注:このリリース ノートでは、お客様のライセンスに該当する利用規約について記載していません。ライセンス メトリックおよび VMware Skyline Collector の利用に適用されるその他のライセンス条項については、VMware 製品ガイド および VMware エンドユーザー使用許諾契約書 (EULA) を参照してください。 追加情報およびアップデート情報については、各リリース ノートをご確認ください。 |
リリース ノートの概要
このリリース ノートでは、次のトピックについて説明します。VMware Skyline について
VMware Skyline™ は、VMware グローバル サポート サービス (GSS) に基づいて提供されるプロアクティブなセルフサービス サポート ソリューションです。VMware Skyline は、製品の使用状況データを自動的に収集、集約、分析して、潜在的な問題、セキュリティの脆弱性、ユーザビリティへの影響、構成の推奨事項をプロアクティブに特定します。さらに Skyline Log Assist で VMware テクニカル サポート エンジニアは、トラブルシューティングにかかる時間を短縮できます。
また、VMware Skyline では、サポート エンジニアの作業を増やすことなく、お客様と VMware の間で相互にきめ細かい情報を提供し、より的確なサポートを実施することが可能になります。この機能を利用することで、サポート体制が事後対応の体制から問題の発生を未然に防ぐプロアクティブな体制に変わり、VMware のサポートの利用効果を高めることができます。
詳しくは VMware Skyline を参照してください。
このリリースの新機能
NSX-T Data Center のサポート
Skyline では、NSX-T Data Center 向けに、プロアクティブな分析機能を提供しており、サポート バンドルを転送する機能をサポートしています。NSX-T Data Center 向けに、プロアクティブな分析を受け取り、サポート バンドルを転送するには、NSX Manager ノード クラスタの仮想 IP アドレス (VIP) を Skyline Collector に追加する必要があります。
重要:NSX-T Data Center オブジェクトのサポート バンドルを転送するには、NSX エンタープライズ管理者ロールが割り当てられたユーザー アカウントが必要です。プロアクティブな分析(調査結果と推奨事項)のみ行う場合は、NSX 監査者ロールが割り当てられたユーザー アカウントが必要です。詳細については、『Skyline プランニングおよび展開ガイド』の「Product Account Permissions」を参照してください。
機能拡張
NSX-V (NSX Data Center for vSphere) バージョン 6.4.6 向けの Log Assist に対する NSX 監査者ロールのサポート
NSX-V (NSX Data Center for vSphere) バージョン 6.4.6 のリリースでは、NSX 監査者ロールが割り当てられたユーザー アカウントには、サポート バンドルを転送するための権限があります。Skyline Collector バージョン 2.5 のリリースでは、NSX-V バージョン 6.4.6 を使用しているお客様は、NSX 監査者ロールが割り当てられたユーザー アカウントを使用し、NSX-V Manager を Skyline Collector に追加して、プロアクティブなサポート分析およびサポート バンドルの転送の両方を実行できます。
NSX-V 6.4.6 より前のバージョンを使用しているお客様が、Skyline Log Assist のサポート バンドルの転送機能を使用することを希望されている場合は、引き続き NSX 管理者ロールが割り当てられたユーザー アカウントを使用する必要があります。
NSX-V、および NSX-T のすべてのバージョンでは、プロアクティブなサポート分析(調査結果と推奨事項)のみを提供することが目的の場合、製品の使用状況データを収集するには NSX 監査者ロールで十分です。
互換性
Skyline Collector は、一般提供され、サポート期間が終了していない VMware 製品およびソリューションをサポートします。
Skyline は、次の製品およびソリューションに対してプロアクティブなサポート分析機能を提供します。
- vSphere: 5.5 以降
- vSAN: 6.0 以降
- NSX-V (NSX Data Center for vSphere): 6.2 以降
- NSX-T Data Center: 2.5 以降
- Horizon View: 7.0 以降
- vRealize Operations Manager:6.6 以降
注:VMware は、VMware Cloud on AWS など、VMware Cloud 環境での Skyline Collector の展開をサポートしていません。Skyline は、お客様のオンプレミス展開製品およびソリューションのプロアクティブな分析機能を提供するように設計されています。
解決した問題
このバージョンの Skyline Collector では、次の問題が解決されています。
- お客様が root パスワードの有効期限の設定をデフォルトから変更し、Skyline Collector をアップグレードした後、root パスワードの有効期限の設定がデフォルトにリセットされていました。このバージョンの Skyline Collector では、アップグレード中に root パスワードの有効期限の設定が保持されます。
- アップグレード時に Skyline Collector に追加された製品が削除される問題を修正しました。
- Skyline Collector のユーザー インターフェイスに、お客様が Skyline Collector の最新バージョンを使用している(アップグレードを利用できない)場合でも、アップグレードが利用可能であると表示される問題が解決されました。
既知の問題
このバージョンの Skyline Collector では、次の問題が確認されています。
- アップグレード プロセスの一環として仮想アプライアンスを再起動した後、仮想アプライアンスのネットワーク構成が消去される、またはネットワーク サービスが起動しないことがあります。ネットワーク構成が消去された場合は、次のコマンドを実行してネットワークを再構成します:/opt/vmware/share/vami/vami_config_net.
アップグレード手順
このバージョンの VMware Skyline Collector にアップグレードするには、次の手順に従います。
- Web ブラウザを開き、Skyline Collector VAMI の URL(https://
Skyline_Collector_IP_address_or_FQDN:5480
)を入力します。 - root ユーザーとパスワードを使用してログインします。
- [ログイン (Login)] をクリックします。
- [アップデート (Update)] をクリックします。
- [アップデートの確認 (Check Updates)] をクリックします。
- アップデートが利用可能な場合は、[アップデートのインストール (Install Updates)] をクリックします。
利用可能なアップデートがない場合は、Skyline Collector 仮想アプライアンスがポート 443 経由で vapp-updates.vmware.com にアクセスできることを確認します。