本書では、スーパーバイザーを使用しない vSphere、AWS および Azure でスタンドアローン管理クラスタを使用して Tanzu Kubernetes Grid 2.1 を展開する方法、古い Tanzu Kubernetes Grid (TKG) 環境を TKG 2.1 にアップグレードする方法、および環境を管理する方法について説明します。
注Tanzu Kubernetes Grid 2.x は、Tanzu CLI の最新バージョン(TKG v1.6.x および v2.1 に付属)が vSphere 8 のスーパーバイザーまたは TKG 2.1 管理クラスタとの連携方法、およびこのクライアント/サーバ ペアの新機能を示します。特に、TKG 2.x では、Kubernetes クラスタ管理のクラスタ API オープンソース ツールセットのバージョン v1.x (v1 beta 1) で定義された新しい
ClusterClass
オブジェクト タイプによってバッキングされる、改善されたCluster
オブジェクト定義が使用されます。これらの再設計されたクラスタ オブジェクトは、TKG 1.x で使用されている以前のバージョンのクラスタ API の対応するオブジェクトよりもシンプルで、モジュール性が高く、クロス互換性が強化されています。
Tanzu Kubernetes Grid を展開する最初の手順は、スタンドアローン管理クラスタで使用する Tanzu CLI およびその他のツールのインストールです。次に、Tanzu CLI を使用してスタンドアローン管理クラスタを展開します。
vSphere 8 の vSphere with Tanzu スーパーバイザーを使用している場合は、スタンドアローン管理クラスタを展開する必要はありません。この場合は、「Tanzu CLI を使用した TKG 2.1 ワークロード クラスタの作成と管理」に移動します。
このドキュメントでは、Tanzu CLI を使用したスタンドアローン TKG 2.1 管理クラスタの展開と管理について説明します。TKG には、vSphere 8 の vSphere with Tanzu スーパーバイザーで Tanzu CLI を使用するなど、他のインフラストラクチャでの展開オプションがあります。それらのオプションについては、別のドキュメントに記載されています。
やりたいこと | ドキュメント |
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vSphere 8 のスーパーバイザーで使用する TKG 展開オプションを、vSphere、AWS、または Azure のスタンドアローン管理クラスタで使用する TKG 展開オプションを比較する | Tanzu Kubernetes Grid について |
スーパーバイザー クラスタを展開する | 「vSphere with Tanzu のインストールと構成」の「vSphere with Tanzu のインストールと構成のワークフロー」 |
TKG v2.1 ワークロード クラスタを、スーパーバイザーを使用する vSphere 8 に展開するか、スーパーバイザーを使用しない vSphere、AWS および Azure に展開する(スタンドアローン管理クラスタを使用) | Tanzu CLI を使用した TKG 2.1 ワークロード クラスタの作成と管理 |
Tanzu CLI コマンドについて学習する | VMware Tanzu CLI リファレンス |