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インターネットが制限された環境のアップグレード

このトピックでは、vSphere および AWS のインターネットが制限された環境で、管理クラスタとワークロード クラスタを Tanzu Kubernetes Grid v2.1 にアップグレードする方法について説明します。

TKG アップグレード パスでは、v2.1 が v1.6 のすぐ後に続きます。TKG 2.0 はダウンロード可能なバージョンではなく、代わりに、vSphere 8 の vSphere with Tanzu スーパーバイザーに組み込まれている TKG のバージョンを使用することを意味します。

この手順は、v1.6.x から v2.1.x へのメジャー アップグレードと、v2.1.x から v2.1.y へのパッチ アップグレードの両方で必須です。

重要

すべてのクラスタで 1 年間有効のクライアント証明書を使用し、クラスタをアップグレードすると証明書が更新されるため、VMware ではクラスタのアップグレードを年に 1 回以上行うことを推奨します。

インターネットが制限された vSphere 環境のアップグレード

インターネットが制限された環境に以前のバージョンの Tanzu Kubernetes Grid を展開した場合は、インターネットに接続しているマシンで次の手順を実行します。

  1. Tanzu CLI の新しいバージョンをダウンロードしてインストールします。「Tanzu CLI およびその他のツールのダウンロードとインストール」を参照してください。

  2. vSphere でのクラスタのアップグレードの準備」の手順を実行して、新しい基本 OS イメージ OVA ファイルを展開します。

  3. インターネットが制限された環境の準備」の手順を実行して、必要なスクリプトを実行します。

インターネットが制限された AWS 環境のアップグレード

前提条件

AWS 上のインターネットが制限された Tanzu Kubernetes Grid 展開を TKG v2.1.x にアップグレードするには、次が必要です。

  • インターネットが制限された環境の準備」の記載どおりに Linux マシンとイメージ レジストリを使用してオフラインの AWS 環境で実行されている Tanzu Kubernetes Grid v1.6 または TKG v2.1 より前のバージョンのパッチ。
    • v1.5 以前のバージョンから Tanzu Kubernetes Grid v2.1 にアップグレードすることはできません。まず、Tanzu Kubernetes Grid v1.6 ドキュメントの「Tanzu Kubernetes Grid のアップグレード」の説明に従って、v1.6 バージョンにアップグレードする必要があります。
  • 両方の Linux マシンにインストールされている、互換性のあるプラグインと kubectl を備えた Tanzu CLI v0.28.1。「CLI およびその他のツールのインストール」を参照してください。

    • tanzu version を実行して、v2.1 バージョンの tanzu を実行していることを確認します。Tanzu Kubernetes Grid v2.1.1 は、Tanzu Framework v0.28.1 に基づいて Tanzu CLI v0.28.1 を使用します。
    • kubectl version を実行して、v1.6.x バージョンに対応した Tanzu Kubernetes Grid のダウンロード ページにリストされている kubectl バージョンを実行していることを確認します。
    • tanzu plugin list を実行して、management-clusterclusterloginkubernetes-releasepackage、および pinniped-auth プラグインの v0.28.1 バージョンを確認します。
    • オフライン マシンの場合は、そのマシンの通常のプロセスに従って、Tanzu CLI バンドルおよびその他のソフトウェアをダウンロード、転送、およびインストールします。
  • CAPA の既知の問題を回避するには、ローカル環境または管理クラスタ構成ファイルで EXP_EXTERNAL_RESOURCE_GC=false を設定します。

手順 1:イメージのコピー

インターネットに接続されたマシンから、isolated-cluster プラグインを使用して、TKG が使用するコンテナ イメージをオフライン レジストリにコピーします。この場合は、「インターネットが制限された環境の準備」の「手順 1:オンライン マシンへの隔離されたクラスタ プラグインのインストール」から始まる手順に従ってください。

手順 2:スタンドアローン管理クラスタのアップグレード

スタンドアローン管理クラスタで Tanzu Kubernetes Grid をアップグレードするには、まず環境内のすべての管理クラスタをアップグレードする必要があります。ワークロード クラスタは、それらの管理クラスタをアップグレードするまで、アップグレードできません。

インターネットが制限された AWS 環境でスタンドアローン管理クラスタをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. Tanzu CLI がプライベート イメージ レジストリにアクセスし、展開先のリージョンとゾーンを把握できるように、次の環境変数を設定します。~/.aws/config ファイル内でアクセス キーの設定を見つけます。

     export TKG_CUSTOM_IMAGE_REPOSITORY=
     export TKG_CUSTOM_IMAGE_REPOSITORY_CA_CERTIFICATE=
     export AWS_REGION=
     export AWS_NODE_AZ=
     export AWS_ACCESS_KEY_ID=
     export AWS_SECRET_ACCESS_KEY=
     export AWS_SSH_KEY_NAME=
    
  2. 管理クラスタのアップグレード」の手順に従います。

手順 3:ワークロード クラスタのアップグレード

インターネットが制限された AWS 環境でワークロード クラスタをアップグレードするには、「ワークロード クラスタのアップグレード」の手順に従います。

次の手順

インターネットが制限された環境において、引き続き Tanzu CLI を使用してクラスタを管理し、新しいバージョンの Kubernetes でアプリケーションを実行できるようになりました。

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