ThinApp インストールでは、32 ビット オペレーティング システムの C:\Program Files\VMware と 64 ビット オペレーティング システムの C:\Program Files (x86)\VMwareVMware ThinApp ディレクトリが生成されます。このディレクトリのファイルをチェックして、最近のアクティビティを表示するための Log Monitor ユーティリティの起動などの操作を行うことができます。

ThinApp ディレクトリのファイル名 説明
sbmerge.exe

アプリケーションのサンドボックスに記録されたランタイム時の変更を ThinApp プロジェクトにマージして、キャプチャされたアプリケーションを更新します。

Setup Capture.exe ウィザードを介してアプリケーションをキャプチャおよび構成します。
snapshot.exe

アプリケーションのキャプチャ プロセス中にインストール前の環境とインストール後の環境を比較します。

このユーティリティは、セットアップ キャプチャ プロセス中に ThinApp によって起動されます。

snapshot.ini

アプリケーションのキャプチャ プロセス中に ThinApp が無視する仮想レジストリおよび仮想ファイル システムのエントリを格納します。

snapshot.exe ファイルでは、snapshot.ini ファイルが参照されます。上級ユーザーであれば、snapshot.ini ファイルを変更して、アプリケーション パッケージの作成時に ThinApp で特定のエントリがキャプチャされないように設定できます。

template.msi

MSI ファイルを構築します。

このテンプレートをカスタマイズして、企業の展開手順や基準に合わせて .msi ファイルを生成できます。たとえば、レジストリ設定を追加して、インストール時に ThinApp でクライアント コンピュータに追加されるように設定できます。

thinreg.exe

キャプチャされたアプリケーションをコンピュータに登録します。

この登録では、アプリケーションを起動できるようにするために、[スタート (Start)] メニューのショートカットの設定やファイル タイプの関連付けの設定が行われます。

tlink.exe キャプチャされたアプリケーションの構築中に主要なモジュールをリンクします。
vftool.exe キャプチャされたアプリケーションの構築中に仮想ファイル システムをコンパイルします。
vregtool.exe キャプチャされたアプリケーションの構築中に仮想レジストリをコンパイルします。