snapshot.exe ユーティリティによって、マシン状態のスナップショット ファイルが作成されます。ThinApp はマシンの状態をキャプチャし、1 つのファイルに保存してプロジェクトを作成します。

snapshot.exe ユーティリティは、パス、ファイル名、サイズ、属性、およびタイムスタンプを含む、レジストリ データとファイル システムのメタデータのコピーを保存します。

使用率

snapshot.exe SnapshotFileName.snapshot [-Config ConfigFile.ini][BaseDir1][BaseDir2][BaseReg1
]

マシンのスナップショットの作成

次の例に従って、マシンのスナップショットを作成します。

Snapshot My.snapshot
Snapshot My.snapshot –Config MyExclusions.ini
Snapshot My.snapshot C:\MyAppDirectory HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\MyApp

オプション

オプションでは、スナップショットのディレクトリまたはサブキーを指定します。

表 1. スナップショットのディレクトリとサブキー
オプション 説明
-Config ConfigFile.ini

スナップショットの作成時に除外するディレクトリまたはレジストリ サブキーを指定します。

構成ファイルを指定しない場合、ThinApp は ThinApp のインストール ディレクトリから snapshot.ini ファイルを使用します。

BaseDir1

スキャンに含める 1 つまたは複数のベース ディレクトリを指定します。ベース ディレクトリを指定しない場合、snapshot.exe ユーティリティは C:\ およびすべてのサブディレクトリをスキャンします。

Windows ファイルまたはプログラム ファイルが別々のディスクにインストールされているマシンをスキャンする場合は、それらのドライブをスキャンに含めます。

アプリケーションのインストールによって固定された場所でファイルが作成または変更されていることがわかっている場合は、それらのディレクトリを指定して、マシンのスキャンに必要な合計時間を減らします。

BaseReg1

スキャンに含める 1 つまたは複数のベース レジストリ サブキーを指定します。レジストリ サブキーを指定しない場合、HKEY_LOCAL_MACHINE and HKEY_USERS キーは snapshot.exe ユーティリティによってスキャンされます。