WorkingDirectory パラメータは、アプリケーションがファイルを検索したり、ファイルを配置したりする最初の場所を決定します。

ThinApp は、このパラメータを Package.ini ファイルにデフォルトでは含めません。これは、作業ディレクトリは実行可能ファイルが存在するディレクトリと想定されているためです。ThinApp 環境での通常の場所は、展開マシンのデスクトップです。

個々のアプリケーション用に作業ディレクトリを設定できます。作業ディレクトリは、分離モード設定に応じて、仮想ファイル システム、サンドボックス、または物理システム内に指定できます。パス名の規則には、フォルダ マクロを使用できます。

WorkingDirectory パラメータが作業ディレクトリの初期値を設定しますが、他の場所に移動するとディレクトリは動的に変化します。

WorkingDirectory パラメータ値の変更

USB ドライブにアプリケーションがある場合、WorkingDirectory の値をデフォルトの USB の場所からデスクトップの My Documents ディレクトリに変更できます。

[<app>.exe]
WorkingDirectory=%Personal%

My Documents ディレクトリの場所は分離モード設定によって異なります。作業ディレクトリを物理システム上の My Documents ディレクトリにマッピングする場合は、Merged 分離モード設定を使用します。作業ディレクトリをローカル マシンのサンドボックスにマッピングする場合は、WriteCopy または Full 分離モード設定を使用します。