MSIStreaming パラメータにより、アプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性のある .cab ファイルの使用が決定されます。

デフォルト設定は MSIStreaming=0 です。この値を指定すると、パッケージされている .exe ファイルと .dat ファイルが .cab ファイルに圧縮されます。Package.ini のパラメータを無効にすると、値を 0 に設定した場合と同じ効果になります。MSI を実行すると、パッケージされたファイルが、Windows オペレーティング システムの Program Files ディレクトリに抽出され、その他の Package.ini の設定に応じてユーザーまたはシステムのいずれかに登録されます。

パラメータ値 MSIStreaming=1 を設定すると、まず .exe.dat のパッケージ ファイルが .cab ファイルから除外され、以降、.msi ファイルから除外されます。この値を指定すると、展開時にネットワーク共有からアプリケーションを登録するか、または Windows オペレーティング システムの Program Files ディレクトリにインストールするかのいずれかを選択できるようになります。

この値を設定する場合は、ThinApp パッケージの MSI と .exe および .dat の各ファイルがいずれもネットワーク共有で利用可能になっていることを確認してください。

MSIStreaming パラメータの変更

MSIStreaming パラメータを変更することにより、アプリケーションのインストール プロセスが遅くなったときに、.cab ファイルを無視することができます。MSI ファイルと個々の実行可能ファイルを /bin ディレクトリに分散させて、アプリケーションをインストールできます。

[BuildOptions]
MSIStreaming=1