Source パラメータは、ショートカット実行可能ファイルを使用する場合に ThinApp がロードする実行可能ファイルを指定します。このパラメータは、仮想ファイル システムまたは物理ファイル システムの実行可能ファイルへのパスを提供します。
ThinApp では、実行可能ファイルごとにソースを指定します。アプリケーション スイートに 3 つのユーザー エントリ ポイントがある場合(Winword.exe、Powerpnt.exe、Excel.exe など)、Package.ini ファイルにはその 3 つのアプリケーション エントリがリストされます。各エントリには一意のソース エントリがあります。
ThinApp が仮想ファイル システムでソース実行可能ファイルを見つけられない場合、ThinApp は物理ファイル システムを検索します。たとえば、仮想環境からネイティブの Internet Explorer を使用する場合、ThinApp は、物理ファイル システムからソース実行可能ファイルをロードします。
Source パラメータとプロジェクトの /bin ディレクトリには関連がありません。/bin ディレクトリには、生成された実行可能ファイルが格納されます。Source パスは、読み取り専用仮想ファイル システムに格納されたインストール済み実行可能ファイルを指します。
注:
Source パスを変更しないでください。キャプチャ プロセスは、キャプチャ マシンの物理ファイル システム内でアプリケーション インストーラが実行可能ファイルを配置する場所に基づいてパスを判断します。ThinApp は、物理ファイル システムのパスに基づいて仮想ファイル システム パスを作成します。
Source パラメータを使用してエントリ ポイントを指す
Source パラメータは、C:\Program Files\<base_app>\<app>.exe のエントリ ポイントを指すことができます。
[<app>.exe] Source=%ProgramFilesDir%\<base_app>\<app>.exe