ThinApp セットアップ キャプチャ ウィザードを使用して、Google Chrome をキャプチャできます。

現在、 Google Chrome は「サンドボックスなし」モードでサポートされており、キャプチャ後に Google Chrome を実行するには、次のコマンド ライン オプション --js-flags="--no-freeze-flags-after-init"--no-sandbox、および --test-type が必要です。

手順

  1. クリーンな Windows 10 仮想マシンで、目的の Google Chrome バージョン(32 ビットまたは 64 ビット)をダウンロードします。
  2. この仮想マシンに ThinApp をインストールします。
  3. [セットアップ キャプチャ (Setup Capture)] ウィザードのプリスキャン プロセスを使用して、システム イメージを作成します。
  4. Google Chrome をインストールします。
  5. (オプション) 新しくインストールされたネイティブの Google Chrome を開いて、ブラウザを構成します。
  6. [セットアップ キャプチャ (Setup Capture)] ウィザードのポストスキャン プロセスを使用して、システムを再スキャンします。
  7. 以降の [セットアップ キャプチャ (Setup Capture)] ウィンドウで、プロジェクトとパッケージを構成します。
    1. package.ini ファイルで、次のように変更します。
      • BuildOptions セクションで、DisableWriteDAC=1ExternalCOMObjects={9BA05972-F6A8-11CF-A442-00A0C90A8F39};{682159d9-c321-47ca-b3f1-30e36b2ec8b9};{9aa46009-3ce0-458a-a354-715610a075e6}ExternalDLLs=d3d12.dll、および ManageHeapLocks=1 を追加します。
      • Google Chrome.exe エントリ ポイント セクションの Source キーの下に、CommandLine キーを作成します。このキーの値は <chrome.exe path as per the Source key> --js-flags="--no-freeze-flags-after-init" --no-sandbox --test-type である必要があります。
        次のコード ブロックは、 package.ini ファイル内の Google Chrome エントリ ポイントの例です。
        • 64 ビット Google Chrome の場合
          [Google Chrome.exe]
          Source=%ProgramFilesDir(x64)%\Google\Chrome\Application\chrome.exe
          CommandLine=%ProgramFilesDir(x64)%\Google\Chrome\Application\chrome.exe --js-flags="--no-freeze-flags-after-init" --no-sandbox --test-type
          WorkingDirectory=%ProgramFilesDir(x64)%\Google\Chrome\Application
          
        • 32 ビット Google Chrome の場合
          [Google Chrome.exe]
          Source=%ProgramFilesDir%\Google\Chrome\Application\chrome.exe
          CommandLine=%ProgramFilesDir%\Google\Chrome\Application\chrome.exe --js-flags="--no-freeze-flags-after-init" --no-sandbox --test-type
          WorkingDirectory=%ProgramFilesDir%\Google\Chrome\Application
          

      パッケージ パラメータの詳細については、VMware Docs の『VMware ThinApp Package.ini パラメータ リファレンス ガイド』を参照してください。