キャプチャされた ThinApp アプリケーションを展開して、複数のユーザーがファイル システムや USB デバイスにアクセスしたり、分散したりすることができます。ユーザーのアクセシビリティを確保するために、キャプチャしたアプリケーションをデスクトップに統合することができます。
ThinApp では、環境変数を使用して、別のサンドボックスの場所を動的に設定できます。特定の展開モードのパラメータを変更する必要はありません。
キャプチャした ThinApp アプリケーションを物理デスクトップに展開したり、VMware View デスクトップ イメーに展開したりできます。一元化モードでは、仮想化されたアプリケーション パッケージをネットワーク ファイル共有に保存して、複数のユーザーが同時にアクセスできるようにします。一元化モードでは、中央のファイル共有にアプリケーション パッケージが保存されるため、より効率的に管理と更新を行うことができます。アプリケーション パッケージはストリーミングでユーザーに提供されるため、個々のデスクトップでディスク容量が使用されることはありません。ログイン スクリプトの thinreg.exe ユーティリティを使用して、デスクトップのショートカットや、ショートカットやファイル タイプの関連付けなどの自動登録を作成できます。このモードでは、大規模なアプリケーション パッケージをネットワーク経由で配布する必要はありません。
分散モードでは、アプリケーション パッケージが特定のエンド ポイントに展開され、ネットワーク アクセスは必須ではありません。分散モードでは、アプリケーション パッケージのデータは圧縮状態で保存されるため、ディスク占有量が削減されます。各アプリケーションパッケージの組み込みの ThinApp ランタイムは、約 600 KB です。分散モードでは、ネットワーク接続は必要ありません。既存のサードパーティ製ソフトウェア展開ソリューション (SDS) または Active Directory を使用して、ユーザー デバイスに配布することができます。
一元化された展開モードおよび分散された展開モードでは ThinApp ストリーミングを使用して、アプリケーションの完全な機能に対応する通常の Windows プロセスとして、アプリケーション コンポーネントをメモリに含めます。ThinApp ストリーミングでは、ファイルのローカル キャッシュは必要ありません。代わりに、特定のアプリケーション機能を実行するために必要なファイルのみをメモリにストリーミングします。アプリケーション ファイルとレジストリ ファイルは、パッケージのサイズに関係なく、アプリケーションの要求に基づくユーザーにのみ提供されます。