MSIUpgradeCode パラメータは、更新を容易にする MSI データベースのコードを指定します。2 つのパッケージ(たとえばバージョン 1.0 パッケージとバージョン 2.0 パッケージなど)に同じアップグレード コードが含まれている場合、MSI インストーラはこのリンクを検出し、古い方のパッケージをアンインストールして、更新されたパッケージをインストールします。

キャプチャ プロセスでは、インベントリ名に基づいてランダムなアップグレード コードが生成されます。MSI データベースのバージョンで同じアップグレード コードが使用されるように、MSIwrapper の各バージョンでインベントリ名を統一するようにしてください。インベントリ名の詳細については、InventoryName パラメータを参照してください。

MSIFilename パラメータで Windows Installer データベースの生成が要求された場合にのみ、パラメータが適用されます。
注: 新しい値が有効な GUID である場合を除き、 UpgradeCode 値は変更しないでください。

MSIUpgradeCode パラメータを使用した MSIFile の作成

キャプチャ プロセスでは、アップグレード コードとして D89F1994‐A24B‐3E11‐0C94‐7FD1E13AB93F を使用して MSI ファイルを作成できます。

[BuildOptions]
MSIFilename=mymsi.msi
MSIUpgradeCode={D89F1994-A24B-3E11-0C94-7FD1E13AB93F}