Package.ini パラメータを変更し、アプリケーション パッケージを再ビルドして、MSI ファイルの動作をカスタマイズできます。

一部のパラメータは、MSI の構成に影響する可能性があります。

パラメータ 関数 Package.ini でのパラメータの使用
MSIInstallDirectory パッケージのインストール ディレクトリを設定します。 MSIInstallDirectory=C:\Program Files\
MSIDefaultInstallAllUsers

個々のユーザーに対するパッケージのインストールを設定します。値によって、各ユーザーの msiexec パラメータが作成されます。

ThinApp は、%AppData% のユーザー ディレクトリにパッケージをインストールします。

MSIDefaultInstallAllUsers=0

すべてのユーザーに対するパッケージのインストールを設定します。管理者は、Active Directory の Administrators グループに属している必要があります。

管理者権限のないユーザーは、自身のインストールを作成できます。

MSIDefaultInstallAllUsers=2
MSIFileName パッケージに名前を付けます。 MSIFilename=Firefox 3.6.17.msi
MSIProperty カスタマイズされた MSI プロパティ値を追加するために、.msi プロパティ テーブルに追加の行を追加します。 Add MSIProperty.Xxx=yyy

プロパティ = Xxx、値 = Yyy

MSIRequireElevatedPrivileges

Microsoft Vista での展開について、昇格権限がインストーラに必要かどうかを示します。

個々のユーザーのインストールには、通常、昇格権限は必要ありませんが、マシン単位のインストールには昇格権限が必要です。

MSIRequireElevatedPrivileges=1
MSIProductCode

アプリケーションの新しいバージョンをインストールします。

MSI データベースには、製品コードおよびアップグレード コードが含まれています。

MSIUpgradeCode

パッケージを更新する場合は、パラメータの元の値を保持してください。

新しいバージョンのパラメータ値が古いバージョンの値と同じ場合は、インストール時に古いバージョンの削除を求めるプロンプトが表示されます。

パラメータの値が異なる場合、インストールで古いバージョンがアンインストールされ、新しいバージョンがインストールされます。

MSIProductCode 値を指定しないようにします。ThinApp がビルドごとに異なる製品コードを生成できるようにします。

ビルド時に指定されたパラメータの値に関係なく、展開時に設定をオーバーライドできます。