更新日:2019 年 3 月 20 日 VMware Tools | 2016 年 4 月 21 日 | ビルド 3746311 各リリース ノートで、追加または更新された情報をご確認ください。 |
リリース ノートの概要
本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。新機能
VMware Tools は、仮想マシンのゲスト オペレーティング システムのパフォーマンスを強化し、仮想マシンの管理を拡張するユーティリティ一式です。
解決した問題:解決した問題のセクションに記載されている問題は、VMware Tools 10.0.8 のこのリリースで解決されています。
VMware Tools の以前のリリース
ご使用前の注意事項
ESXi 5.5 Update 3b 以降へのアップグレードに関する重要なお知らせ
旧バージョンの Horizon View Agent を使用しながら、ESXi ホストを ESXi 5.5 Update 3b または ESXi 6.0 Update 1 以降にアップグレードするときの互換性に関する問題の解決方法や一般的なガイドラインについては、以下のナレッジベースの記事を参照してください。
ESXi 5.5 Update 3b 以降でホストされる Horizon View Agent 5.3.5 以前を使用して View デスクトップに接続しようとすると、エラーが発生し、ブラックス クリーンが表示される(英語)
ESXi 5.5 Update 3b 以降でホストされる Horizon View Agent 6.0.x または 6.1.x を使用して View デスクトップに接続しようとすると、エラーが発生し、ブラック スクリーンが表示される(英語)
ESXi 6.0 Update 1 以降でホストされる Horizon View Agent 6.1.x を使用して View デスクトップに接続しようとすると、エラーが発生し、ブラック スクリーンが表示される(英語)
利用可能な言語
VMware Tools 10.0.8 は、次の言語で使用可能です。
- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- スペイン語
- イタリア語
- 日本語
- 韓国語
- 簡体字中国語
- 繁体字中国語
互換性
VMware Tools 10.0.8 は、VMware vSphere ESXi 5.0 以降、VMware Workstation 12.0、VMware Fusion 8.0 のサポートされているバージョンと互換性があります。詳細については、VMware 互換性ガイドを参照してください。
ゲスト OS のカスタマイズ サポート
ゲスト OS カスタマイズ サポート マトリックス(英語)では、カスタマイズがサポートされるゲスト OS について、詳細に説明しています。
本リリースのインストールとアップグレード
VMware Tools は、製品のダウンロード ページからダウンロードできます。
VMware Tools のオペレーティング システム固有パッケージは、http://packages.vmware.com/tools/releases/index.html からダウンロードできます。
VMware Tools のインストール手順は、お使いの VMware 製品およびインストールしているゲスト OS によって異なります。ほとんどの VMware 製品での VMware Tools のインストールに関する全般的な手順については、 「VMware Tools の全般的なインストール手順 (1014294)」または『VMware Tools のインストールおよび構成ガイド』を参照してください。
VMware Tools のインストール、アップグレード、構成に関するそれぞれの手順については、VMware ドキュメントページを参照してください。
製品サポートに関する注意事項
VMware Tools 10.0.8 は、VMware Workstation 12.0、VMware Fusion 8.0、および今後リリースされる VMware vSphere(必要な機能が仮想デバイスでサポートされていること)で使用される場合に、Windows ゲストで DirectX 10.0 および OpenGL 3.3 をサポートします。
解決した問題
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NSX および VMware vCloud Networking and Security 5.5.x の環境で VMware Tools のバージョンを 10.0.x にアップグレードすると、仮想マシンでパフォーマンスの問題が発生する
NSX 6.x および VMware vCloud Networking and Security 5.5.x の環境で VMware Tools のバージョンを 10.0.x にアップグレードすると、仮想マシンのゲスト OS のパフォーマンスが低速になり、応答しなくなります。RDP セッションを介するログインやログオフ、IIS Web サイトへの応答、アプリケーションの起動などの多くの操作が、低速になり応答しなくなります。
この問題は、VMware Tools バージョン 10.0.x の既知の問題が原因で発生していました。今回のリリースで、この問題は解決されています。詳細については、ナレッジベースの記事 KB2144236 を参照してください。
既知の問題
既知の問題は次のとおりです。
- Mac OS X ゲストのディスプレイ設定に解像度が 1 つしか表示されない
Mac OS X 10.9 以降の仮想マシンでは、[システム環境設定] > [ディスプレイ] で 1 つの解像度(1024x768 など)しか選択できません。
回避策:VMware Tools をインストールした後に、次のコマンドをゲストで使用して、カスタム解像度を設定できます。
sudo '/Library/Application Support/VMware Tools/vmware-resolutionSet' <width><height>
注:「sudo」を付けずにコマンドを使用することも可能ですが、その場合はゲスト OS の再起動後にカスタム解像度が保持されません。
有効解像度が要求された解像度よりも小さい場合は、VMware ナレッジベースの記事 1003 の手順に従って仮想マシンのビデオ メモリを増やします。 - Ubuntu 15.10 ゲスト OS で、open-vm-tools の代わりに、バンドルされている VMware Tools バージョンを使用すると、VMware Tools が適切に動作しないことがある
Ubuntu 15.10 ゲストで、open-vm-tools の代わりに、VMware Workstation 11.1.3 および VMware Fusion 7.1.3 にバンドルされている VMware Tools バージョンを使用すると、VMware Tools が正常に動作しません。システムを再起動すると、Ubuntu クラッシュ レポートが表示され、VMware Tools のサービスの 1 つが動作を停止することがあります。 - open-vm-tools を使用し続け、バンドルされている VMware Tools を使用しない。
- バンドルされている VMware Tools がインストールされている場合は、次の手順を実行する。
- root として /etc/vmware-tools/vmware-user.desktop ファイルを編集します。変更対象は次の行です。
Exec=/usr/bin/vmware-user
この行を次のように変更します。
Exec=env VMWARE_USE_SHIPPED_LIBS=1 /usr/bin/vmware-user - ゲストをログアウトし、もう一度ログインします。
この変更により、VMware Tools サービス (vmtoolsd) のエラーを回避できます。 - 前述の変更が適用されていることを確認するために、次のコマンドを発行します。
'ps -aux | grep vmtools'
適切に適用されていれば、コマンドの結果として、次の両方の vmtoolsd サービスが実行中であることが表示されます。
-/usr/sbin/vmtoolsd
-/usr/lib/vmware-tools/sbin64/vmtoolsd
- root として /etc/vmware-tools/vmware-user.desktop ファイルを編集します。変更対象は次の行です。
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IPv6 アドレスのステータスが「unknown」と表示される
vim-cmd からの IPv6 アドレスのステータスが、有効なアドレスであっても、「unknown」 と表示されます。 -
ホスト システムとゲスト システムの間でのテキストのコピー アンド ペーストが失敗する
テキスト サイズが 50 KB 以上の場合、ホスト システムとゲスト システムの間でのテキストのコピー アンド ペーストが失敗します。 -
Windows 2000 Professional SP4 で VMware Tools をインストールすると、エラーが表示されて失敗する
Windows 2000 Professional SP4 で、VMware Tools 10.0.8 と共に ThinPrint ドライバをインストールすると、エラー プロンプトが表示されて失敗します。 - ThinPrint をインストール済みのユーザーの場合は、VMware Tools をバージョン 10.0.8 にアップデートしない。
- ThinPrint をインストールしていないユーザーの場合は、VMware Tools 10.0.8 で ThinPrint をインストールしない。
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Linux ゲストへの VMware Tools のインストール時に上書きオプションを使用すると失敗することがある
Linux ゲストへの VMware Tools のインストール時に上書きオプションを使用すると、仮想マシンの起動中に失敗することがあります。
回避策:次の回避策の中から、状況に最も適したものを使用します。
回避策:ありません。
回避策:コピー アンド ペーストするテキストのサイズを小さくします。
回避策:この問題を回避するには、必要に応じて、以下の推奨事項のいずれかを実行してください。
回避策:この問題を回避するには、Linux カーネルで提供されるアップストリーム ドライバを使用します。
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Guestinfo のフィールド [ipAddress] の定義があいまい
[ipAddress] フィールドは、ゲスト OS に割り当てられているプライマリ IP アドレス(既知の場合)と定義されています。 -
VMware Fusion において、ゲスト OS のインストール後に [Reinstall VMware Tools] が無効になる
VMware Fusion において、Windows XP SP3 および SUSE Linux Enterprise Desktop 12 のゲスト OS をインストールした後に、メニュー オプションの [Reinstall VMware Tools] が無効になります。 -
FreeBSD 10.x 仮想マシンに VMware Tools 10.0.8 をインストールした後で、Workstation Pro または Fusion のインターフェイスからシャットダウンを実行すると、ゲストが適切にシャットダウンしないことがある
FreeBSD 10.x 仮想マシンに VMware Tools 10.0.8 をインストールすると、VMware Tools サービスの vmtoolsd が起動しないことがあります。vmtoolsd はバックグラウンドで実行し、さまざまな操作を担います。このために、Workstation Pro または Fusion のインターフェイスからシャットダウンを実行すると、ゲスト OS が適切にシャットダウンしない可能性があります。たとえば、1 回目のゲストのシャットダウン操作は失敗し、2 回目にインターフェイスから試行すると正常なシャットダウンではなく仮想マシンのパワーオフが実行されるといったことが起きます。
回避策:旧バージョンの Workstation Pro または Fusion に付属している VMware Tools バージョンを使用します。
回避策:Linux の場合、この文脈でのフィールド [ipAddress] の定義は、VMware Tools でフェッチされる最初の IP アドレスです。
注意:この問題は、すべてのホストではなく、一部のホストでのみ生じることがあります。
回避策:この問題を回避するには、仮想マシンをシャットダウンして再起動します。