NetWare 仮想マシンでは、システム コンソールを使用し、VMware Tools での時刻同期、CPU アイドリング、デバイス構成などの仮想マシン オプションを構成できます。VMware Tools コマンドライン プログラムは vmwtool と呼ばれます。

NetWare 仮想マシンで VMware Tools 構成ユーティリティを使用することはできませんが、vmwtool コマンドを実行して同じ機能の一部を実行できます。このコマンドの構文は次のとおりです。

vmwtool command
表 1. vmwtool コマンド

vmwtool コマンド

説明

help

NetWare ゲスト OS での VMware Tools のコマンドとオプションの概要が表示されます。

partitonlist

仮想ディスクのすべてのディスク パーティションと、パーティションが圧縮可能かどうかのリストが表示されます。

shrink [partition]

表示されたパーティションが圧縮されます。パーティションが指定されていない場合は、仮想ディスクのすべてのパーティションが圧縮されます。

圧縮プロセスのステータスが、システム コンソールの下部に表示されます。

devicelist

仮想マシンの各リムーバブル デバイス、そのデバイス ID、およびデバイスが有効か無効かのリストが表示されます。リムーバブル デバイスとしては、仮想ネットワーク アダプタ、CD-ROM、フロッピー ドライブなどがあります。デフォルトでは、仮想マシンがパワーオンされたときにフロッピー ドライブは接続されていません。

disabledevice [device_name]

仮想マシンの指定したデバイスが無効になります。デバイスを指定しない場合は、仮想マシンのすべてのリムーバブル デバイスが無効になります。

enabledevice [device_name]

仮想マシンの指定したデバイスが有効になります。デバイスを指定しない場合は、仮想マシンのすべてのリムーバブル デバイスが有効になります。

synctime [on|off]

ゲスト OS の時刻とホスト OS の時刻の同期がオンまたはオフになります。デフォルトでは、時刻同期はオフになっています。

現在の時刻同期ステータスを表示するには、オプションを指定せずにこのコマンドを指定してください。

idle [on|off]

CPU アイドラをオンまたはオフにできます。デフォルトでは、アイドラはオンになっています。CPU アイドラ プログラムは、NetWare ゲスト OS 用の VMware Tools に含まれています。

アイドラ プログラムが必要なのは、NetWare サーバではオペレーティング システムがアイドル状態のときに CPU がアイドルにならないためです。その結果、NetWare サーバ ソフトウェアがアイドルかビジーかに関係なく、仮想マシンがホストの CPU 時間を使用することになります。