VMware Tools 10.1.0 はメジャー リリースです。複数の機能が強化されています。このリリースでは、VMware Tools のインストールおよびアップグレードを、より簡単に、拡張性の高い方法で行えるようになりました。新しくなった Linux Tools を再起動なしでアップグレードできます。オペレーティング システム固有パッケージ (OSP) のアップグレードがサポートします。また、ユーザー インターフェイス経由で取得できるバージョン レポートや、API およびユーザー インターフェイス経由で取得できるステータス レポートが強化されました。このバージョンでは、複数の機能強化、ドライバに関連する強化、新しいゲスト OS のサポートが追加されています。

VMware Tools とゲスト OS のマッピング

以前のバージョンでは、VMware Tools の ISO イメージは ESXi のイメージと合わせて提供されていました。これらの ISO イメージは、ESXi の ProductLocker パーティションに展開されました。しかし、ProductLocker の領域には限りがあるため、このアプローチには問題がありました。この領域制限に対処するため、ESXi には winPreVista.isolinux.iso、および winPreVista.iso のみがバンドルされています。その他の ISO イメージは、https://myvmware.com からダウンロードして利用できます。これらの ISO イメージは、tools-light vib では ESXi と合わせて提供されません。提供が終了したいくつかのゲスト OS 向けの ISO イメージは凍結されています。

表 1. VMware Tools 10.1.0 および 10.0.12 におけるゲスト OS のサポート

ISO イメージ

サポートされているゲスト OS

VMware Tools のバージョン

winPreVista.iso

Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003

10.0.12

linuxPreGLibc25.iso

RHEL 5 および SLES 11 より前のバージョンの Linux ゲスト OS と、バージョン 2.5 より前の glibc を使うその他のディストリビューション

10.0.12

darwinPre15.iso

10.10.x より前の Mac OS

10.0.12

windows.iso

Windows Vista 以降

10.1.0

linux.iso

glibc バージョン 2.5 以降を含む Linux ゲスト OS

10.1.0

darwin.iso

バージョン 10.11 以降の Mac OS

10.1.0

freebsd.iso

FreeBSD オペレーティング システム

10.1.0

solaris.iso

Solaris オペレーティング システム

10.1.0

表 2. VMware Tools による凍結されたゲスト OS のサポート

ISO イメージ

サポートされているゲスト OS

VMware Tools のバージョン

winPre2k.iso

Windows 2000 より前のバージョン

7.7.0

netware.iso

NetWare オペレーティング システム

8.1.0