VMware Tools のインストールは新しい仮想マシンの作成プロセスの一部であり、VMware Tools のアップグレードは仮想マシンを最新の状態に維持するプロセスの一部です。VMware Tools がなくてもゲスト OS を実行できますが、VMware の多くの機能は、VMware Tools をインストールするまで利用できません。VMware Tools をインストールすると、スイートに含まれるユーティリティによって、仮想マシンのゲスト OS のパフォーマンスと仮想マシンの管理性を向上させることができます。
仮想マシンの作成方法の詳細については、該当する VMware 製品のドキュメントを参照してください。
VMware Tools のインストーラは ISO イメージ ファイルです。ゲスト OS の CD-ROM が ISO イメージ ファイルを検出します。Windows、Linux、Mac OS X などのゲスト OS のタイプごとに ISO イメージ ファイルがあります。コマンドを選択して VMware Tools のインストールまたはアップグレードを行うと、仮想マシンの第 1 仮想 CD-ROM ディスク ドライブが、そのゲスト OS 用の VMware Tools の ISO ファイルに一時的に接続されます。
VMware Fusion、Workstation Player、または Workstation Pro を使用している場合、Windows 簡易インストール機能または Linux 簡易インストール機能を使用して、オペレーティング システムのインストールが終了した直後に VMware Tools をインストールできます。
VMware Fusion、Workstation Player、または Workstation Pro を使用している場合、最新バージョンの ISO ファイルが当社 Web サイトに保管されています。コマンドを選択して VMware Tools のインストールまたはアップグレードを行うと、VMware 製品は、特定のオペレーティング システム用の最新バージョンの ISO ファイルがダウンロードされているかどうかを確認します。ダウンロードされたファイルが最新バージョンではない場合や、該当するオペレーティング システム用の VMware Tools の ISO ファイルがダウンロードされていない場合には、ファイルをダウンロードするように求められます。
- windows.iso に含まれる VMware Tools インストーラが Windows のバージョンを自動的に検出します。Windows Vista より前のゲスト OS では、インストールを続行しません。
- winPreVista.iso に含まれる VMware Tools インストーラは、Windows Vista 以降ではインストールを続行しません。
- linux.iso に含まれる VMware Tools インストーラは、RHEL 5、SLES 11、Ubuntu 10.04 より前のバージョンの Linux ゲスト OS と、バージョン 2.5 より前の glibc を使うその他のディストリビューションの Linux ゲスト OS ではインストールを続行しません。
- darwinPre15.iso に含まれる VMware Tools インストーラは、バージョン 10.11 以降の Mac OS X ゲスト OS ではインストールを続行しません。
- darwin.iso に含まれる VMware Tools インストーラは、バージョン 10.11 より前の Mac OS X ゲスト OS ではインストールを続行しません。
インストールの手順はオペレーティング システムによって異なります。ゲスト OS での VMware Tools のインストールまたはアップグレードの詳細については、『仮想マシン管理ガイド』内の、仮想マシンのアップグレードに関するトピックを参照してください。VMware Tools の一般的なインストール手順については、VMware ナレッジベースの記事 (http://kb.vmware.com/kb/1014294) を参照してください。