コマンド ラインを使用して、Solaris 仮想マシンに VMware Tools を手動でインストールまたはアップグレードできます。

前提条件

  • 仮想マシンをオンにします。
  • ゲスト OS が実行中であることを確認します。
  • VMware Tools インストーラは Perl で記述されているため、ゲスト OS に Perl がインストールされていることを確認します。
  • vSphere 仮想マシンの場合、最新バージョンの VMware Tools を所有しているかどうかを確認します。vSphere Client インベントリで、仮想マシンを選択して [サマリ] タブをクリックします。

手順

  1. ゲスト OS に VMware Tools 仮想ディスクをマウントするメニュー コマンドを選択します。
    VMware 製品 操作
    vSphere Client 仮想マシンを右クリックし、[ゲスト OS] > [VMware Tools のインストール...] または [ゲスト OS] > [VMware Tools のアップグレード...] の順に選択します。
    Fusion [仮想マシン] > [VMware Tools のインストール(またはアップグレード)]
    Workstation Pro [仮想マシン] > [VMware Tools のインストール(またはアップグレード)]
    Workstation Player [Player] > [管理] > [VMware Tools のインストール(またはアップグレード)]
  2. 仮想マシンで、root としてゲスト OS にログインし、ターミナル ウィンドウを開きます。
  3. Solaris ボリューム マネージャが /cdrom/vmwaretoolsに CD-ROM をマウントしていない場合は、ボリューム マネージャを再起動してください。

    /etc/init.d/volmgt stop
    /etc/init.d/volmgt start
  4. /tmp などの作業ディレクトリに移動し、tar ファイルをこの /tmp フォルダに展開します。
    cd /tmp
  5. VMware Tools を抽出します。
    gunzip -c /cdrom/vmwaretools/vmware-solaris-tools.tar.gz | tar xf -
  6. インストーラを実行して VMware Tools を構成します。
    cd vmware-tools-distrib
    ./vmware-install.pl

    通常、インストーラ ファイルの実行が終了した後に、vmware-config-tools.pl 構成ファイルが実行されます。

  7. 使用する構成として適切である場合は、プロンプトに従ってデフォルト値をそのまま使用します。
  8. スクリプトの最後の指示に従います。

    使用する機能に応じて、これらの指示には X セッションの再開、ネットワーク処理の再開、再ログイン、および VMware ユーザー プロセスの開始などが含まれます。または、ゲスト OS を再起動してこれらのタスクを実行することもできます。

結果

vCenter Server を使用している場合は、[概要] タブの [VMware Tools] ラベルが [OK] に変更されます。

次のタスク

vSphere アップグレードの一環として VMware Tools をアップグレードした場合は、次に、環境内の仮想マシンをアップグレードするかどうかを決定します。異なる互換性レベルで使用可能なハードウェアを確認、比較するには、『vSphere 仮想マシン管理』 ドキュメントを参照してください。