Windows Vista 以降のゲスト OS に VMware Tools のベータ版または RC 版をインストールする場合に、VMware 証明書を追加して、VMware Tools の自動インストールを妨げるドライバのプロンプトを抑止できます。

通常、VMware 製品のベータ版または RC 版に含まれている VMware Tools のバージョンには、VMware によってのみ署名されたいくつかのドライバが搭載されています。Windows Vista またはそれ以降のゲスト OS を実行している多くの仮想マシンにこれらのバージョンのいずれかをインストールする場合、またはコマンド ラインから VMware Tools をインストールする場合、VMware セキュリティ証明書を信頼できる発行元グループに追加します。VMware 証明書を追加しないと、VMware Tools のインストール中にポップアップ メッセージが複数回表示され、VMware のデバイス ソフトウェアをインストールするよう求められます。

前提条件

  • 仮想マシンをオンにします。
  • ゲスト OS に管理者でログインします。
  • certmgr.exe アプリケーションのコピーを取得し、VMware Tools をインストールするゲスト OS にコピーします。certmgr.exe アプリケーションは Windows SDK に含まれています。
注: これは、VMware Tools のベータ バージョンまたは RC バージョンのにみ該当します。

手順

  1. 証明書のエクスポート ウィザードを使用して、VMware 証明書ファイルを作成します。
    1. VMware .exe.sys ファイルなどの署名された VMware ファイルを検索します。
    2. ファイルを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
    3. [デジタル署名] タブをクリックして、[証明書の表示] を選択します。
    4. [詳細] タブをクリックして、[ファイルにコピー] をクリックします。
    5. プロンプトに従って、エクスポートされた証明書 vmware.cer に名前を付けます。
  2. VMware Tools をインストールするゲスト OS に、エクスポートされた VMware 証明書をコピーします。
  3. ゲスト OS で、certmgr.exe コマンドを実行して、VMware 証明書を信頼できる発行元グループに追加します。
    certmgr.exe -add vmware.cer -c -s -r localMachine TrustedPublisher

結果

VMware Tools インストーラを実行したとき、ゲスト OS でプロンプトは表示されません。

次のタスク

VMware Tools をインストールします。