VMware ユーザー プロセスでは、特定の機能(コピー、貼り付け、ドラッグ、ドロップなど)を、それらをサポートする VMware 製品で使用できます。
Linux、Solaris、Windows、および FreeBSD のゲスト OS の場合、VMware Tools では、fit-guest-to-window 機能を実装する VMware ユーザー プロセス実行可能ファイルを使用します。
Windows ゲスト OS にログインすると、ユーザー プロセスが自動的に開始します。Linux では、デスクトップ環境のセッションを開始した際にユーザー プロセスが開始します。ユーザー プロセスは手動で開始することもできます。
このプロセスのプログラム ファイルは、Windows ゲスト OS では vmtoolsd.exe、Linux、Solaris、および FreeBSD ゲスト OS では vmtoolsd と呼ばれています。POSIX では、コマンド ライン インターフェイスで、vmtoolsd に -n vmusr オプションを指定します。ユーザー プロセスは、次のタスクをサポートします。
- ゲスト OS と vSphere Web Client または Workstation、Fusion、Player ホスト OS との間でテキストをコピー アンド ペーストできます。Workstation または Fusion で使用される仮想マシンの場合、ホスト OS と、Windows、Linux、Solaris、および FreeBSD ゲスト OS との間でファイルをコピー アンド ペーストできます。
- Linux、Solaris、Windows、および FreeBSD ゲスト OS では、SVGA ドライバがインストールされていない場合、ポインタをつかんだり放したりすることができます。
- Linux、Solaris、および FreeBSD ゲスト OS では、フル スクリーン モードで実行している場合、ゲストの画面ディスプレイ解像度を、vSphere Web Client または Workstation、Fusion、Player ホストの画面解像度に合わせます。通常のウィンドウ モードで実行している場合、ゲストの画面解像度は、クライアントまたはホスト上のウィンドウのサイズに調整されます。
- Workstation または Fusion で使用される仮想マシンの場合、ホスト OS と、Windows、Linux、Solaris、および FreeBSD ゲスト OS との間でファイルをドラッグできます。