VMware Identity Manager は、Workspace ONE の ID およびアクセス管理コンポーネントです。Workspace ONE UEM および VMware Horizon の他に、VMware Identity Manager は Web、ネイティブ、および仮想アプリケーションを含む汎用のアプリケーション カタログを展開できます。

VMware Identity Manager はまた、モバイル シングル サインオン (SSO) と、デバイス管理およびコンプライアンス チェックを含む条件付きアクセスの展開にも不可欠です。VMware Identity Manager は、共有 SaaS とオンプレミスの展開モデルの両方に使用できます。

このガイドでは、高可用性とロード バランサ構成を含むオンプレミス環境での Windows 版 VMware Identity Manager の展開方法について説明します。推奨される展開パターンおよび、組織の規模に応じたデータベース、コネクタ、および VMware Identity Manager サーバのサイズの決定方法については、「VMware Identity Manager のインストールの準備」の章を参照してください。

VMware Identity Manager for Windows の展開モデルの図は、Workspace ONE の概要レベルの展開パターンを示します。Workspace ONE UEM デバイス サービスと VMware Identity Manager サービスは、デバイスがサービスに直接アクセスできる DMZ に展開されます。VMware Horizon サービスは、内部ネットワークに展開されます。

図 1. VMware Identity Manager for Windows の展開モデル

標準的な展開のための VMware Identity Manager アーキテクチャ図は、クラスタ化された VMware Identity Manager に必要なロード バランサ構成が記載された詳細図を示します。

図 2. 標準的な展開のための VMware Identity Manager のアーキテクチャ図

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